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『ウエストワールド』シーズン1 第4話『記憶の断片』ネタバレ感想:ヘクターのキュートさとメイヴの覚悟溢れる行動に魅せられる

『ウエストワールド』シーズン1第4話

『ウエストワールド』シーズン1第4話の感想です。前回は牧場からドロレスが逃げ出してウィリアムと出会うところで終わりましたね。わたしはまた混乱していますよ。
原題は『Dissonance Theory』です。「不協和理論」という意味のようです。検索すると認知的不協和のことが出てくるんですけど、同じと考えていいのでしょうかね。

ネタバレ感想

ドロレスはゲームをクリアすれば自由になれる?

ドロレスはまたバーナードと秘密のお話をしています。「どこだかわかるか?」「夢の中」というやり取りも何回も出てきますね。脚本の一部を引用して自分の考えを語るドロレスは、自分の考えはおかしいのかとバーナードに確認します。ドロレスは、この世界はどこかおかしい、何かが隠れていると言います。世界に違和感を持ち始めてるのです。そんなドロレスに対し、バーナードは「迷路」と呼ばれる秘密のゲームを試すように進言します。ゲームのゴールは「中心を探すこと」。探し出せれば、自由になれると言います。ドロレスは、自由になりたいと答えました。
「迷路」とは、あの黒服の男が探しているものですね。迷路を仕組んだのはバーナードなのでしょうか…?しっかし、どアップになったエヴァン・レイチェル・ウッド美しすぎて惚れ惚れしてしまいます。

ウィリアムと賞金首を探すドロレス

牧場から逃げ出してウィリアムと再会したドロレスが目覚めると、銃を手にしていました。あれ?わたし前回、逃げ出したドロレスは銃を持ってないって言ってましたね。ごめんなさい、勘違いだったかも…?でも今3話の最後見直しても、ふらつきながらウィリアムの前に現れたドロレスは銃持ってないんですよね。なんで、目覚めたら手に銃があるの!(笑)幻覚?
もうここまで来たら皆さん薄々わかってるかと思いますけど、時間軸がめちゃくちゃだから難しいんですよね。だってこのエピソードが始まった時ドロレスはバーナードと話してたのに、暗転したらウィリアムと一緒にいるんですよ。バーナードとのシーンは、ウィリアムとのシーンより過去なのか未来なのか、わからなくなりませんか?

ドロレスはウィリアムたちの賞金首探しの旅についていくことになります。賞金首の名前はスリム・ミラー。ホストにも紳士的で人間と同じように扱うウィリアムは、好き放題にホストを殺害するローガンに若干イラついてます。ローガンの軽薄なクソ男っぷり好きなんですけど~。演技がね。めちゃハマってません?
ローガンはウィリアムに「我が社はこの園に増資すべき」って言ってますね。ふたりはパークに出資する会社の人間で、増資するかどうかを語り合うような立場なんです。

ドロレスがループから外れたので、スタッブスはスタッフに回収させることにしました。
ドロレス達は噴水がある町に来ています。ここ覚えていますか?第2話で、黒服の男がローレンスを連れて来て「お前の故郷だ」って言ってた町です。町の名前は「ラス・ムダス」と言います。ドロレスは噴水に座るローレンスの娘を見つけ、話しかけます。ここのふたりの会話はすごく意味深です。娘ちゃんの方は面識があるみたいな口ぶりですし、過去っぽい映像がフラッシュバックします。2話でフォードが砂の中から発見した教会らしき映像もありましたね。そして、娘ちゃんが砂に描いているのは「迷路」の図です。黒服の男が頭皮の裏に発見した図と一緒ですね。この娘ちゃんは一体何者なんでしょう。ドロレスが男に声を掛けられると、娘ちゃんは消えています。ドロレスの見た過去の幻覚でしょうか?よくわかりません。声を掛けてきた男はドロレスを農場へ戻そうとしますが、ドロレスの過去の記憶が次々フラッシュバックします。この時のお顔すごく怖い(笑)。たぶんこの男が、スタッブスが回収するよう指示したスタッフなんでしょうね。ウィリアムが気づいて、連れ戻されるのを阻止しました。

同じ絵を何枚も描いていたメイヴ

娼館で銃をぶっ放され、腹を撃たれて倒れたメイヴは意識を保ったままでした。処理に現れた白い防護服を着たスタッフたちを目撃します。回収されて修復に回されたメイヴは、腹にまだ弾の破片があるのに、時間がないからそのままにしてカートに乗せろと言うスタッフたちの会話を聞いています。そして気づいたら、クレメンタインと撃たれる前と同じ会話をしているのです。撃たれたはずなのに傷もなく、同じ会話を繰り返していることに恐怖を感じているメイヴ。防護服のスタッフの姿も記憶に甦ります。メイヴはそれを忘れてしまわないように、防護服の絵を描き留め、床下に隠そうとしました。しかし、その床下から同じような防護服の絵が何枚も出てくるのでした。怖い怖い!ここホラーみたいです。世にも奇妙な物語とかでありそう。宇宙人に掴まってなんかされたけど記憶を消されて、でもその記憶が断片的に戻ったみたいな感じですよね。あの世界観では異質すぎる防護服の不気味さがほんといい味出してると思います。

ホストの異常を巡る対立

エルシーは、岩で自分の頭を砕いたホストについて、テレサと言い合っています。テレサは、矯正部の人間が失敗を隠すために頭を割らせたのではないかと言い出します。そして、調査はバーナードやエルシーの矯正部ではなく自分たち品質部のチームにやらせると告げ、エルシーは反発しますがバーナードは了承してしまいます。ホストの異常行動を隠すバーナードにエルシーは文句を言いますが、バーナードは「想像するのはホストではなく君だ」と言います。3話で異常ホストが彫っていたのは、星が4つもあるからオリオン座じゃないと指摘するのでした。ホストの行動に意味を持たせようとしているのは君だって言ってるんでしょうね。

蛇を見つけた黒服の男

第2話でローレンスの娘から「蛇が卵を産む血の峡谷を辿れ」と言われた黒服の男は、ローレンスと血の峡谷に辿り着きました。その川のほとりで、身体に蛇のタトゥーを入れた女を見つけます。長年パークに通い詰めた黒服の男、蛇女とは初対面だそうです。彼女からタトゥーの話を聞きたい黒服の男は、探し物をしているという彼女達一行についていくことにします。

火を囲んでいると、蛇女のシナリオに同行していたゲストが「尊敬しています」と黒服に声をかけてきました。妹があなたの財団に助けられたと。黒服はそんな彼を冷酷に突き放します。どうやら黒服の男は現実世界では尊敬されている人なのかもしれませんね。パークでは冷酷ですが、現実での顔は違うのかもしれません。

ローレンスによると、蛇女たちの探し物はオハル刑務所の中だそうです。ローレンス詳しいな。黒服は、ローレンスと共にマッチ一本で刑務所から探し物を取ってきてやるからタトゥーの話を聞かせろと蛇女に交渉します。黒服はアーノルドのことを知っていました。黒服はアーノルドが遺した本物の危険と暴力がつきまとう物語を探しているのです。蛇女の刺青はそのパズルのピースだと。

黒服が探している「迷路」とは、アーノルドが遺した本物の危険がつきまとう物語ということでしょうか?それがこの世の物語の最後の1ページで、彼が知りたがっている結末ということなんでしょうか。

ドロレスも防護服のスタッフを思い出す

ウィリアムと話し込むドロレスは、この世界の向こうに居場所があると呼ばれている気がすると言います。そして、夜の空に浮かぶ月を見て、修復室の電灯(?)を思い出し(メスを置くような音がするのでそうですよね?)、ホストを回収に来た防護服のスタッフのことを思い出すのです。
ウィリアムはドロレスにめっちゃ惹かれてますね。最初は、アンドロイドってわかってるのに恋するなんて問題ありそうって思ったんですけど、別に今の時代二次元のキャラに入れ込むことだって普通にあるので、あんなリアルなアンドロイドあったらそりゃ恋もするよって感じですね。

蛇女の探し物

ローレンスと共に刑務所に連れて行かれる黒服の男。馬泥棒をして、わざと捕まって連れて行かれることにしたのだと思います。ローレンスはこの辺り一帯で一番のお尋ね者でした。本名ローレンス・マリア・ペドロ・ゴンザレス。そういえば、黒服と出会うシーンでは処刑されるところでしたね。ローレンスはそのまま処刑場へ連れて行かれ、黒服は雑居房に入れられます。そこにはヘクターがいました。蛇女の探し物とは彼のことです。ヘクター覚えてますか?色気ムンムンな悪役さん。1話の最後で、酒場を襲って金庫を奪う悪党です。脚本を書いたリー渾身の演説に入るところでゲストに撃ち殺されちゃって、演説が聞けなかったシーンです。めっちゃセクシーなイケメンで、でもキョトンとした時の顔とかビクッとした時の顔が凄いキュートで好きなキャラです。

処刑される寸前を救われたローレンスの「まざーふぁっかー」って言い方にふふってなりました。マッチ一本で見事ヘクターを救出した黒服は、蛇女から刺青の話を聞き出します。蛇女が7歳の頃、悪魔の角と仮面をつけた連中が来て町の人間を皆殺しにされたそうです。彼女はひとりずつ復讐し、やつらの血で蛇を描いた。残るは蛇の頭の部分だけ。黒服が名を問うと、「ワイアット」と答えたのです。ワイアット、フォードの新プロットに出てくる悪役ですね。

ワイアットを追うことになった黒服とローレンスは、木に縛り付けられたテディを発見します。テディは3話でワイアット探しに出た途中で襲われてましたね。無残な姿になってしまいましたが辛うじて息はありました。

エル・ラゾに会うためパライアに向かうことにするウィリアム達

ウィリアム達はあっさり賞金首のスリム・ミラーを捕らえました。スリム・ミラーのボスは「エル・ラゾ」という人のようです。保安官ではなく、パライアにいるエル・ラゾのところへ連れて行ってくれれば倍の報酬を払ってくれると言って助けを請います。エル・ラゾに会いたいローガンは、案内人のホストを撃ち殺します。無実の人(ホスト)を殺すローガンに激怒するウィリアム。いくら現実ではないとはいえ、人道に外れたことを楽しむローガンが許せないんですよね。でもローガンは、「所詮ゲームだろ?」というスタンスなんですよ。わたしはある意味、ローガンの姿勢は正しいように思います。これだけリアルな世界だとまたちょっと違うとも思いますが、過剰に残酷だったり性的だったりする映画、ゲーム、アニメ、漫画なんかを規制する動きがありますよね。ああいうの、わたしは反対なんです。創作物では現実世界で赦されないことを描いたり楽しんだりすることを自由に赦されるべきだと思っているので。だから、ローガンは楽しみ方として間違ってないと思うんですよね。クソ野郎に見えちゃいますけど(笑)。それにしてもローガンは、ウィリアムを悪に染めたいように見えますね。

ちなみにパライアという町、血の峡谷でローレンスも口にしてましたね。「パライアに友達がいる」って。

テレサを牽制するフォード

フォードと食事をするテレサ。大規模な変更を強行するフォードを、テレサは良く思っていないようです。フォードは、アーノルドはデロス社を引き入れるのに反対していたと言います。ここはテーマパークではなくフォードとアーノルドが創造した世界そのもの。我々は神で、テレサ達デロス側は客に過ぎないのだと。本当に神のように周囲の時を止めてしまうフォード。笑顔が怖いです。フォードはテレサとバーナードの関係を知っていました。そして、邪魔をしないでくれと言います。言葉は丁寧ですが、問題は毎回解決してきたとか言ってますし、脅迫めいていますね。テレサは役員会は自分に味方すると強気の姿勢に出ますが、担当者が既に来ていることを知りませんでした。フォードは知っていたのにです。やはりフォードの方が一枚上手ですね。

世界を行き来する者

スウィートウォーターを歩く先住民の人たちをメイヴたちが見つめています。彼らは、新プロット用に来たホスト達なのでしょうか?なんで急に彼らがここを歩いてるのかよくわからないです。その先住民の女の子が落とした人形に、メイヴは取り乱します。あの防護服を象った人形だったからです。どうやらあの防護服の人形は、先住民にとって宗教的なものらしいのです。

黒服と別れたヘクター達がメイヴの娼館に金庫を奪いにやって来ます。そこでメイヴは、ヘクターに話を聞くことにします。ヘクターは先住民と繋がりがあるキャラクターだからですね。メイヴはプログラムされてない行動を取ってるんだと思います。防護服の絵を見せ、金庫の番号を教える代わりにこれが何なのか教えろと言います。ヘクターは、「陰で動く者だ」と答えます。そして彼らは「世界を行き来する者」なのだと。先住民の言い伝えにそう出てくるようです。すごい厨二心をくすぐる表現ですが、ただの従業員です(笑)。一体なんであんな防護服のスタッフを先住民の宗教的な言い伝えに利用したんでしょう?見てしまった記憶が残っていた場合に備えて、そういう宗教的でミステリアスな存在という設定を与えておいたということでしょうか。
メイヴは、修復中に聞いた「腹にまだ弾の破片がある」という言葉を覚えていました。それを確認するために、ヘクターにナイフで腹を切るよう要求します。メイヴとヘクターのここの一連のやり取り、すごくセクシーでカッコイイですよね。特にメイヴ役のタンディ・ニュートンの演技がすごい。葉巻を吸い、酒を煽り、躊躇するヘクターに代わって自ら腹にナイフを突き立て、「続けて。二度も触ってとねだるのは初めてよ」なんて超カッコイイ台詞言うんですから痺れます。そして腹の中から弾の破片を見つけ出し、妄想じゃなかったと確信するのです。

最後に

さて、勘のいい方はもう色々気づいてたりするのでしょうか?わたしは1周目のここらへんはさっぱりわけがわかってなかったです。

『ウエストワールド』シーズン1はAmazonプライムで視聴可能です。