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『ウエストワールド』シーズン2 第2話『再会』ネタバレ感想:ドロレスは現実世界を知っていた

『ウエストワールド』シーズン2第2話

『ウエストワールド』シーズン2第2話の感想やっていきます。前回は海になったところにホストの死体がたくさん浮いていて、記憶が曖昧なバーナードが「私が殺したんだ」とぼやいたところで終わりましたね。
原題は『Reunion』になります。意味は邦題と同じ「再会」です。

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本ページの情報は2022年7月時点のものです。現在は配信終了している場合もありますので、最新の配信状況は各動画配信サービスの公式サイトにてご確認ください。

ネタバレ感想

ドロレスは現実世界に来たことがあった

いつもと違う装いをしているドロレスは、アーノルドに再接続されて現実世界で目覚めました。窓の外には高層ビル群の美しい夜景が広がっていて、「こんな見事なもの見たことある?」とアーノルドに感動を伝えます。すると、フォードが呼びに来ました。準備が出来たかと問う彼に、アーノルドは「追加した即興要素がうまく機能していない」と言って、ドロレスを人前にだすのを拒否しました。フォードは別の娘を用意するよう言います。
アーノルドはドロレスを散歩に連れ出します。ドロレスが連れて行かれたのは、建設中のアーノルドの家でした。家族をここに住まわせる予定なのです。アーノルドは、美しさや可能性に素直に感動するドロレスと息子のチャーリーが似ていると言います。アーノルドの家から見える夜景を見て、ドロレスは先ほど感動した時と全く同じ台詞を繰り返しました。アーノルドはまた連れてくることを約束します。

第1話でそれらしきシーンがチラ見せされてましたけど、やっぱりドロレスは現実世界に来たことがあったのですね。

出資を募るパーティで行われたデモンストレーション

ドロレスが連れてこられたのは、出資を募るためのパーティでした。そこにはローガンとウィリアムもいます。ウィリアムがパークを初めて訪れるよりも前の出来事です。ウィリアムは退屈そうで、ローガンにその場を任せて離れて行きます。入れ替わりになる形で、アキチタという男性がドロレスの代役となったアンジェラ(ワイアットの部下で、デロスでウィリアムを最初に出迎えた女性ホスト。やっと名前がわかりました)と共にローガンの元にやって来ます。アキチタはアルゴス社の者で、自分たちの品を見て出資を決めてほしいとローガンに申し出ます。三人はピアノが生演奏されている部屋へ移動し、デモンストレーションを始めます。会話をしている多くの人々やウエイター達の中から、どれがホストか当てるのです。ローガンはひとりひとり見て行きますが、全く人間と区別がつきません。ローガンは完璧に美しすぎることを理由に挙げてアンジェラこそがホストだと指摘し、出資してほしいならお手並み拝見だと、彼女に性接待を要求します。アンジェラが笑って手でサインのようなもの送ると、ピアノ演奏が止まり、まわりにいる人間すべての動きが止まりました。驚愕するローガン。「ウエストワールドへようこそ」と微笑むアンジェラ。ピアノを演奏していたのはクレメンタインでした。アキチタも停止しています。この部屋にいたのは全員ホストだったのです。こんな技術有り得ないと、にわかには信じられないローガン。ホストはみんなあなたのものと言うアンジェラとキスを交わし、ベッドを共にするのでした。

ウィリアムとアンジェラが擦れ違うシーンで、互いにちょっと顔を見てますね。一瞬だったのでウィリアムは覚えてなかったでしょうが、ターミナルでの出会いが最初ではなかったようです。たぶん、アーノルドはドロレスに性接待をさせるのが嫌でうまく機能してないことにしたんですね。

ドロレスがテディに見せたかったもの

第1話でアンジェラがひとりだけ男性を逃がしていましたが、在庫管理部のスタッフたちが死んだホストの処理をしている部屋にその男が逃げ込んできます。在庫管理部のスタッフたちはホストが反乱を起こしたことも知らず13時間も働いていたのですが、この逃げ込んできた男を追ってドロレス、テディ、アンジェラたちが入ってきました。ドロレスはここでテディにこの世界の真実を見せたかったのです。ホスト達の遺体が転がる部屋を見て、動揺するテディ。ドロレスは修復スタッフに命じて、テディの履歴を見せます。テディは死んでいる自分の画像を見て、なぜ記憶を消すのか、ここは何なんだと修復師の首を締め上げて問い質します。遊びのため、楽しみのためだと修復師は答えました。

13時間労働だなんて、デロスはなかなかブラックですね。

黒服ウィリアムとローレンス、コンビ復活

ローレンスは馬泥棒をしたせいで、パードゥ兄弟に木に吊るされていました。そこに黒服ウィリアムがやって来ます。ローレンスの窮地を救い、黒服ウィリアムは彼を連れてパブにやってきました。黒服ウィリアムは、そこのカウンターに隠してあった包みを取り出します。包みの中身はわかりませんが、チートらしいです。黒服ウィリアムは、「ここは丸ごと崩壊しつつある。俺達は皆もうじき死ぬ」とローレンスに話し、自分に協力させることにします。この世界では心安く罪を犯すことができるけれど、実はここでの行動は監視され、ゲストがどんな選択をするか注視され、罪は数え上げられているのです。その目的は裁きなどではなく、もっと別のものらしいのです。そしてウィリアムは、「俺は裁きを受けた。俺は外の世界に戻り、上訴する。そしてここを焼け野原にする」と言いました。黒服ウィリアムの目的は西へ向かうことです。西には連合国軍が集結しているのでこちらも軍を手に入れるか、あるいはパライアを抜けるしかないと、ローレンスは答えました。

このコンビが復活しました。1話でドローン・ホストの作業を見ていたバーナードが「ゲストの経験を記録してDNAの採取をしていたのか?」と訊ねていましたが、これが黒服ウィリアムの言っている「行動を監視されている」ということなのでしょうね。デロスは自由を与えられた人間の心理や本能ともいえるデータを収集しているのです。ある意味これは恐ろしい実験ですよね。限りなくリアルに近いバーチャルな世界で殺しやレイプが許されていたら、人間はどう行動するのか。そしてその体験がどういう影響を及ぼすのかわかるのです。現実ではそんな実験できませんからね。黒服ウィリアムの「裁きを受けた」というのは妻が自殺したことでしょうか。「上訴する」というのはどういうことでしょうね。

辿り着いたパライアは荒れ果てていました。黒服ウィリアムはここで軍を見つけるつもりでしたが、大勢の男達に取り囲まれてしまいます。彼らを仕切っていたのはエル・ラゾでした。かつてローレンスがその役を演じていましたが、今は別のホストが演じているのです。黒服ウィリアムはエル・ラゾを仲間に誘いますが、エル・ラゾは断りました。黒服ウィリアムはエル・ラゾを捕まえて銃を突きつけると、まわりを取り囲んでいる部下たちが一斉に黒服ウィリアムに銃を構えます。部下を借りたい黒服ウィリアムは「俺に従うように伝えろ」とエル・ラゾを脅しますが、エル・ラゾが「これはお前のゲームだ、黒服ウィリアム。自分でプレイしろ」と返すと、部下たちは一斉に自分の頭を撃ち抜きました。そしてエル・ラゾ自身も、「”彼方の谷”で会おう」と言い残して、自らの頭を撃ち絶命します。ロバート少年の時と同じ、フォードからのメッセージでした。目当ての地を造ったのがフォードかと問うローレンスに、目当ての地を造ったのは俺だと答える黒服ウィリアム。目当ての地は彼の最大の過ちなのだそうです。

目当ての地と”彼方の谷”って同じものなんでしょうか。

ウエストワールドの真の目的

ドロレスは在庫管理部門のスタッフを拷問し、800人がドロレス達を追うこと、システム全体の不具合は一度に一区画ずつ処理すること、皆結集地点に集まること、その結集地点がどこかを聞き出します。800人の相手と対抗すべく、ドロレスは遺体の中にいた連合国軍の将校ホストに目をつけて修復させ、連合国軍を味方につけるための役目を与えさせます。拷問されるスタッフに、「自分が何を守っているか知らないんでしょ。この場所の真の目的も。私は知ってる」と言うドロレス。

時は遡り、いつもの缶を落とすループをしているドロレス。突然ドロレスを含めたホスト達の動きが停止し、老齢の男性がゆっくりとドロレスに近づいてきました。男性の後ろにはウィリアムがいました。この老齢の男性はジェームズ・デロス――ローガンの父でウィリアムの義父、デロスの創立者でした。時間軸的には、ウィリアムがドロレスに恋をしてローガンとすったもんだがあった後だと思われます。ローガンはあの出資を募るパーティでパークの未来を信じて投資をしましたが、園は赤字でした。未来や空想に興味がない現実主義のジェームズは、ここへの増資を渋っているようです。それに対しウィリアムは、確かにここは空想の世界だけれどゲストだけは現実だと言います。周囲の目も批判もない自由なこの世界でだけ、人の本性を見ることができると。それこそが商機だと言い、ジェームズに話を聞いてもらうことに成功しました。そんな彼らの一連の会話を、ドロレスは聞いていたのです。

経験を記録するというのは、ウィリアムが言い出した事のようですね。そして、ウエストワールドは単なるエンターテイメントの場所ではなく、人間の欲求・本性の調査こそが真の目的だったのですね。

ドロレスとメイヴの邂逅

連合国軍の居場所を捜しているドロレス達は、途中でメイヴ、ヘクター、リーに出会いました。お互い目覚めた者として認知しているようです。メイヴは娘を捜しに行こうとしますが、ドロレスは敵をよく知っているメイヴの協力が欲しそうです。復讐に燃えるドロレスに対し、復讐だけが戦う方法ではないというメイヴ。「皆に命令するのがあなたの自由?」と、メイヴは問います。メイヴに「あなたは自由だと感じる?」と問われても、テディは何も答えられません。自由を守るために戦うと言うドロレスは、メイヴ達を自由に行かせるしかなくなり、ふたりは別々の道を進むのでした。

メイヴの言っていることには共感するのですけど、あなたがそれ言うの?という気がしなくもないです…。メイヴがヘクター以外のホストの自由を尊重するような素振りを見せたことありましたっけ。テディはまだ自分がどうしたいのかわかっていないような、迷っているような状態ですね。ただドロレスについていっているだけで、ドロレスのやり方にはうっすら疑問を抱いているように見えます。命令される側のホストからしたら、支配するのが人間からホストに代わっただけで、それは自由ではないですもんね。ところで、迷路を解いたのってドロレスだけなんでしょうか。そうすると、自我があるのはドロレスだけなんでしょうか…。その辺よくわからないです。メイヴも解いてそうな感じはありますが、じゃあヘクターやアンジェラは…?

ローガンの末路と、ウィリアムがドロレスに見せたもの

時間軸はまた過去に戻り、ジェームズ・デロスの引退を祝うパーティが行われていました。そこでドロレスはピアノの演奏をしています。余興としてドロレスを連れて来たのはウィリアムでした。そこにはウィリアムの妻と、幼い娘のエミリーの姿もあります。夜、会場からプールサイドへ出たドロレスは呻き声をあげるローガンに会います。ローガンは薬物中毒者になってました。自分の父親の退任を祝うパーティで、クスリをキメてるのです。彼は、「奴らがくだらない馬鹿騒ぎをしてる間に全人類が燃え始めてる。火を着けたのは奴ら自身だ」と嗤いました。

ドロレス、何回かお外の世界へ行ってるんですね。ローガンは現実世界でも落ちぶれていました。父親は義理の息子であるウィリアムを後任にしたんでしょうね。

パーティの後、ウィリアムはドロレスを再接続して語り掛けます。問題はドロレスではないと悟ったことで救われた、ドロレスのお陰で自分自身に興味を持てたのだと言います。だからウィリアムは、ホストを使って皆に自己探求をさせたいと思ったのです。しかし、彼は「それ以上のものがある。ここには答えがあると思う」とも言います。ウィリアムはドロレスとともにパークへ行き、それを彼女に見せました。「こんな見事なものみたことある?」と言うウィリアムの前に広がるのは、謎の景色でした。

ウィリアムが何を言ってるのかさっぱりわからないですね。そして、「こんな見事なもの見たことある?」(夜景に感動したドロレスと同じ台詞ですね)で映し出された景色が謎過ぎるんですが。だって「これのどこが見事なの?」ってなりませんか。建設中なのかも崩れてるのかもよくわからない…。こんなん勿体つけて見せられても、「えっ?」てなりますよ。これが現在の黒服ウィリアムが言ってた目的の地(=彼方の谷?)なんでしょうか。

啓蒙するドロレス

連合国軍の居場所を突き止めたドロレスは、先ほど修復した中尉を返し、見返りに仲間に加わりたいと交渉します。取り合ってもらえなかったドロレスは、残軍と合流して西へ行くよう命令しますが、ブリガム大佐の命令しかきかないと断られます。従わないホストに対し、「啓蒙してあげましょ」と言うドロレス。結局ドロレスはテディとアンジェラに皆殺しにさせ、連れて来た修復スタッフに殺した兵士たちを生き返らせ、設定を変更させました。
啓蒙した連合国軍を連れて、ドロレスはブリガム大佐がいる拠点に辿り着きます。部下を取られた大佐は逆上するぞと言うテディに、ドロレスは「考えを改めさせるわ。栄光を手にしたければわたしに従えと」と答えます。テディは、”栄光”と”彼方の谷”は同じ目的地のようだと言います。ずっと昔に旧友が見せてくれたので、ドロレスはそこに何があるかを知っていました。目的は場所ではなく、武器なのです。彼女はそれを使って人間を倒すつもりなのでした。

ドロレスは完全に独裁者ムーブですね。こっわ。ドロレスにはメイヴみたいに言葉に発したことをホストに従わせる力はないようですね。メイヴはフェリックス達に能力をいじらせたから、他のホストに言うこときかせられるんですよね、たしか。そしてやはり、昔ウィリアムがドロレスに見せたものが、呼び名は様々あれど”彼方の谷”なんですね。そして”彼方の谷”というのは、場所ではなくて武器なのだそうです。ドロレスも黒服ウィリアムも、この”彼方の谷”がある西を目指してるということですね。そして、およそ二週間後の西部渓谷には海ができていて、集結した多数のホストが死んでいたと繋がるんですよね…?

最後に

いろんな時間軸の過去が出てきて、これはウィリアムが初来園する前かな?とか、これはもっと後かな?とか、パズルを当てはめるみたいに考えなくてはいけなくて大変ですね。そして、ドロレスがどんどん嫌な奴になっていきます。タイトルの『再会』は、誰と誰の再会なんでしょう。西にみんなが集まっていくという意味でのリユニオンもありそうです。リユニオン…FF7を思い出します…。

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