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『ウエストワールド』シーズン2 第5話『アカネの舞』ネタバレ感想:江戸時代をテーマにしたショーグンワールド登場

『ウエストワールド』シーズン2第5話

『ウエストワールド』シーズン2第5話の感想です。前回は黒服の男が娘のエミリーと再会したところで終わりました。今回からいよいよ日本の江戸時代をテーマにしたショーグンワールドが出てきます。サムライワールドじゃなかったですね。ショーグンワールドでした。
原題は『Akane no Mai』になります。あのHBOで日本の役者さんが日本語で演技されてるの、本当に凄いと思います。タンディ・ニュートンも日本語喋ってますしね!すごい練習したんだろうなぁ…とは思いますが、聞き取りにくくて英語字幕見る方がわかりやすかったりもしました。でも嬉しいです。日本の(日系の?)役者さんの日本語でも、聞き取りづらい時があるぐらいですからね。

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本ページの情報は2022年7月時点のものです。現在は配信終了している場合もありますので、最新の配信状況は各動画配信サービスの公式サイトにてご確認ください。

ネタバレ感想

バラバラの糸

メサには死体の山ができていました。その中にはテディの死体もあります。谷に出来た海から引き揚げられたのだと思います。谷の水は排水処理が進められているようです。ストランドはホストの制御装置からデータを抜く作業をさせていますが、3体に1体は中身が空っぽだという報告を受けます。抜き取られたわけではなく、まるで最初から何もなかったかのようにデータがあった痕跡がないのだそうです。”揺りかご”の中のデータもすべて消えているのだそうです。ストランドは、「バラバラの糸からどうやって悪夢が生まれたかが分かれば、物語の行方が分かる」と言いました。

“揺りかご”が何なのか、今はまだわからないですね。ストランドの言葉は物語を読み解くヒントみたいに聞こえますが、さっぱりわかりません。

ショーグンワールドに足を踏み入れたメイヴ

第3話のラストで、侍に斬りかかられたメイヴ達。刀は躱しましたが投げ縄で捕らわれてしまいました。メイヴはムサシという名の侍(真田広之)に解放するよう命令しますが、言葉が違うためにききませんでした。シルヴェスターはフェリックスに「奴らになんか言ってやれ」と言いますが、フェリックスは「僕は香港出身だ」と憤慨します。リー曰く、ショーグンワールドはウエストワールドじゃ生ぬるいと感じる客のために創られた世界なのだそうです。ウエストワールドより残酷で過激な世界なのです。また、メイヴとヘクターには日本語を理解する能力があると言います。そして、ショーグンワールドのホスト達もウエストワールドと同様の誤作動が起きているようです。
メイヴ達を捕らえたムサシ達は、置屋に金庫を強奪しにやって来ます。ムサシの仲間である弓矢の名手・ハナリョウ(TAO)の顔には竜の刺青があり、それを見たアーミスティス(蛇の刺青がある女)は「あれはわたしたちだ」と言います。ヘクターやアーミスティスが、メイヴの娼館『マリポサ』に金庫を強奪しにくる設定をこちらでも流用していたのです。ムサシはヘクターの、ハナリョウはアーミスティスの鏡写しのような存在なのです。元将軍配下の組頭で現在は浪人であるムサシと置屋の女将であるアカネ(菊地凛子)は顔見知りでした。アカネはメイヴと対になる存在です。ハナリョウの危機を救ったアーミスティスを見込んで、ハナリョウはメイヴ達を解放します。メイヴはアカネとムサシの間に立って、争いを止めました。

江戸時代がテーマの風景の中にウエスタンな人たちがいるの、中々シュールに見えますね。あと、展開が若干無理くりすぎる気がします…。メイヴ達は何故殺されずに捕らわれただけなのかよくわからないですし、ハナリョウがアーミスティスに助けられたからっていきなり全員解放するあたり。それにしても真田広之さんの武士っぷりは素敵です。アーミスティスの”It’s us!”っていう台詞で映画の『アス』を思い出しました(笑)。

メイヴの新しい能力

メイヴ達は置屋でもてなしを受けます。そこへ、将軍の使いがやって来ました。近くで陣を張っている将軍が、アカネの娘で一番の舞の名手であるサクラ(祐真キキ)を所望しているというのです。本来ならアカネはサクラを諦めるのですが、アカネはサクラを渡すまいと将軍の使者を殺してしまいました。展開が違うとリーが驚き、自ら選択したのよとメイヴが言います。アカネは浪人であるムサシに自分とサクラを遠くへ逃がすよう依頼します。それを聞いたリーが『雪の泉』へ行こうと提案します。雪の泉はサクラの生まれた場所で、地下へ戻る中継点でもあるのです。メイヴ達もアカネ達に同行することにします。メイヴはアカネとサクラに自分と娘を重ねているのでした。
夜深くなるのを待っていると、将軍の配下である忍者に置屋が襲撃されてしまいます。日本語が喋れるようになったメイヴは忍者に命令を下して言うことを聞かせますが、隙を突かれて揉み合いになってしまいます。首を絞められて声が出せなくなったメイヴは危機に陥りますが、そこで新しい力に目覚めました。自害しろと念じただけで相手を自害させることができるようになったのです。それを見た忍者がメイヴを「陰陽師」と呼び、恐れおののきました。忍者を撃退することはできましたが、サクラを奪われてしまいます。さらに、置屋の外には将軍の兵が続々と集まってきました。どんどんシナリオを外れていきます。ムサシが将軍配下の組頭だった頃の部下、タナカがアカネに出頭を命じます。メイヴは作戦を練り、二手に分けます。ムサシ、ヘクター、ハナリョウ、アーミスティス達が正面で戦っている間に、残りのメンバーは裏口から脱出します。ムサシ達は多勢に無勢でタナカに捕らえられてしまいましたが、メイヴ達は置屋からの脱出に成功しました。

着物を着たメイヴ、ヘクター、リー、皆すごく似合ってて可愛いですね。英語の「魔女」に当たるのはこの時代設定だと「陰陽師」になるんですね。なるほど。黒人の陰陽師めちゃくちゃカッコイイですね。それにしても、メイヴのサイコパワーはなんなんでしょう。メイヴ独自のものなのか、ホストには皆備わってる能力なのか…。

自由を拒否するアカネ

リーはサクラのことは見捨てようとメイヴに言いますが、自分の娘を重ねているメイヴは聞き入れません。リーとアカネは中国からの使者に扮し、メイヴは通訳として将軍のいる陣へ出向くことにします。その道中、救助部隊の死体が木に縛られて見せしめにされていました。用を足すと言って木の近くへ寄ったリーは、救助部隊が持っていたトランシーバーをこっそり抜き取りました。
陣に到着したメイヴ達は将軍に金細工を献上しますが、将軍はそれを投げ捨てました。様子のおかしい将軍の耳からは、皮質液が漏れ出ています。将軍は壊れていたのです。陰陽師がいると報告を受けていた将軍は、メイヴの言葉に操られてしまわないようにと、家臣達に耳を切らせていました。将軍は、今宵サクラと共にアカネも舞を見せてくれたらサクラを返してやると言いました。
サクラの背中には、将軍によって桜の木の刺青が入れられていました。メイヴは新世界に自分の娘がいると言い、アカネとサクラを新世界に連れて行くと言います。この世界での人生はすべて偽りで、新世界には自由があると説きますが、アカネはそれを拒否しました。メイヴはそんなアカネに理解を示します。

メイヴの娘は新世界にいるんでしたっけ…?園にいるのに新世界にいるってどういうことでしょう。そもそも新世界とは?アカネは、設定上でしかない娘を捨てられないのですよね。自由よりも大事なのです。そしてメイヴも、例え自由のためでも娘が捨てられないのです。リーは中国の使者に扮してるために今度はチャイナ服を着てるんですが、これもまた似合いますね。

テディは辿り着けない

スイートウォーターに戻って来たドロレスとテディ達。町にはホストの死体が転がり、めちゃくちゃになっていました。ドロレスはメサに連れて行かれた父親を取り戻すために、壊れて止まっていた列車を修理させます。
ドロレスとテディは、ふたりでよく語らっていた場所を訪れます。ふたりだけで遠くへ行こうと言うテディに、ドロレスは青舌病になった牛の話をし始めます。青舌病はハエが病気を運んでいました。どうすれば感染を止められるか、父ピーターは悩んでいたそうです。結局ピーターは病気の牛を全部焼き殺しました。ハエは煙が嫌いで、群れは生き延びることができたのです。
その夜、ドロレスはテディと肌を重ねた後、彼を外へ連れ出します。ドロレスはテディへの気持ちをずっと考えていました。どこまでが本物で、どこまでが与えられた物語なのかを。そしてドロレスは、テディは辿り着けないことに気づいてしまいました。青舌病の広がりを止めたように、自分たちが生き残るためには誰かが焼けないといけないと、と言うドロレス。部下にテディを押さえつけさせ、同行させている修復スタッフにテディの設定を変更させます。スタッフは「リセットせずに極端に変えたら持ちこたえられる保証はない」と言いますが、ドロレスは「成長に痛みは付き物よ」として実行させるのでした。

ドロレスは遂にテディの意志までも捻じ伏せにきましたね。確か、1話目で「彼方の谷には一部の者しか辿り着けない」というようなことを言っていたので、このままだとテディは辿り着けないと判断したんでしょう。ドロレスにとって、テディは優しすぎるのです。優しすぎると辿り着けない…?でも、一番先端の時間軸ではテディは谷にできた海に浮かんで死んでいましたよね。と言うことは、結局テディは辿り着けなかったのでしょうか。

アカネの舞

アカネとサクラの舞が始まる瞬間、将軍が待ったをかけます。物足りぬと言った将軍は、サクラの腹に刀を突き立てました。アカネとメイヴの目の前でサクラは絶命します。怒りと悲しみの中、アカネは一粒の涙も零すことなくひとり舞います。舞いながら将軍へと近づいたアカネは、簪に仕込んだ武器を将軍の首を突き刺しました。そのままざくざくと将軍の顔を切り落としてしまいます。メイヴとアカネは首を刎ねられそうになりますが、メイヴが「血の雨を降らせよ 互いに殺し合え」と念じると、家臣達は一斉に同士での殺し合いを始めたのでした。

簪に仕込めるようなナイフで顔を切り落とすって、ちょっと無理じゃないですか…!?怪力?それほどの怒りだということとグロテスクさは伝わりますけど。

最後に

今回はショーグンワールドのお披露目みたいな感じで、あまり話は進みませんでしたね。正直、内容云々よりもHBOが生の日本語を流してくれることに一番テンション上がりました。英語字幕がついてないところもありましたね。アカネの「ありがとう、メイヴ」とかは簡単だからでしょうか。あとメイヴの念にも字幕ついてなかったですね。異国の言葉で呪文感が出るからでしょうか。

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