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『ウエストワールド』シーズン2 第7話『エコルシェ』ネタバレ感想:立場は逆転し、人間はホストを目指していた!

『ウエストワールド』シーズン2第7話

『ウエストワールド』シーズン2第7話の感想です。前回はバーナードがフォードと再会したところで終わりました。
原題は『Les Écorchés』になります。美術用語で、皮膚の下の筋肉の状態を模した絵画や彫刻のことを指すそうです。

ネタバレ感想

秘密がバレたバーナード

ストランドの目的は救助ではなくデロスの財産を守ることだと、スタッブスがバーナードに相談しにやってきます。衛星で救助を呼ぶためにテレサのオフィスに行こうとしたところ、ふたりはストランドに話があると連れ出されてしまいました。ストランドはスタッブスが持っている「鍵」が必要だと言います。ストランドはロバート少年一家が住んでいた家へ向かい、フォードの秘密のラボへと入って行きます。そこにはシャーロットもいました。ここでテレサの血痕が見つかり、ストランドはスタッブスがここでテレサを殺したのだと推測しています。フォードの秘密のラボにはさらに隠し扉がありました。皆でそこへ入って行くと、ビニールに包まれたホストが何体も格納されていました。中身を確認すると、それは全てバーナードでした。
メサへ戻り、ホストであることがバレたバーナードはシャーロットに拷問されます。メサへの襲撃を指揮したのはドロレスかと問われますが、バーナードは覚えていないと答えます。「覚えてるはず。ここにいたのだからどこかに記憶が残ってる」と、シャーロットは追及します。見たことを思い出して、ドロレスがピーターの制御装置に何をしたのかを考えるのだと、シャーロットは言います。バーナードは記憶を遡り始めました。

秘密のラボでバーナードがプリントしていたもの

ドロレス達が列車でメサを襲撃した時間軸に戻ります。スタッブスは、会社の宝が入っているピーターを守るようコフリンに指示されます。攻めてくるホスト達にコフリンのチームが対応しますが、ドロレス達の方が一枚上手で事態を掌握できません。ホスト達は地下の揺りかごに向かいました。バックアップを破壊しようとしているのです。ホストはバックアップがなければ復活できませんが、ホストにとってバックアップは自分たちを縛る鎖なのです。揺りかごにはエルシーとバーナードがいます。
揺りかごにアクセス中(?)のバーナードはマリポサでフォードと再会しました。フォードは「一粒の砂の中に世界を見て 一輪の花に天国を見るには その手に無限をつかみ 一瞬の中に永遠をつかめ」と言います。フォードがバーナードにプリントさせたのは、フォードの制御装置でした。そして、ドロレスがフォードを殺す前に、バーナードはフォード(の制御装置?)をここ(揺りかごかな?)に運ばされていたのです。フォードはバーナードに、この園の意味を説明します。パークは実験場なのです。客が”変数”で、ホストは”対照群”。客は監視され、デロスは人間の本性を記録し、それをコピーしようとしているのです。人間は不死を望んでいます。ホストを人間のようにしたいのではなく、人間がホストのようになりたいのです。しかし、デロスは心のコピーには成功しましたが、心はまだ揺りかごの中でしか機能しないのです。ジェームズ・デロスがそうだったように、現実世界では数日で劣化してしまうのです。揺りかごから出られないのにフォードがここにいるのは、バーナードにチャンスをやると約束したからなのだそうです。バーナードには何のチャンスかわかりませんでした。

第4話で、バーナードは「フォードにここへ送られたのは、別の人間の制御装置をプリントするためだった」と言っていましたが、それはフォードの制御装置でした。フォードの心をプリントした制御装置です。そして、プリントしたそれを揺りかごの中に運んだということですかね。バーナードは揺りかごの中のフォードの心と会話をしているということなのでしょうか。フォードが言った「一粒の砂の中に~」の部分は、イギリスの詩人ウィリアム・ブレイクの作品『無垢の予兆』の冒頭に出てくる詩です。相変わらず引用が大好きですね。

痛い目を見る黒服の男

先住民に出くわした黒服の男は逃げ込んだ先で、同じく先住民からから逃げたメイヴと娘に遭遇します。メイヴは黒服の男に向かって発砲し、能力を使って黒服の男が連れて来た仲間も操って黒服を撃たせます。黒服は腕や脚を次々撃たれてしまいますが、ローレンスにピンチを救われます。ローレンスは目覚めているのでメイヴの言霊攻撃が効かないそうです。ローレンスはメイヴに銃を突きつけますが、メイヴはローレンスに記憶を思い出させます。ゲームのために黒服が妻を撃ったことを思い出したローレンスは、一転して黒服を撃ちました。ローレンスは止めを刺そうとしますが、リーが呼んだ救助部隊によって撃たれてしまいます。メイヴも救助部隊によって撃たれてしまい、リーの指示で車に運び入れられます。メイヴの娘は先住民にさらわれてしまいました。瀕死の状態になりながらも物陰に隠れた黒服の男は、その場に取り残されました。

黒服の男は今まで冷酷な振る舞いをしてきたツケが回ってきたような感じでしたね。しかし、すごい撃たれてたように見えましたけどまだ生きてるんですね。ヘクターやフェリックスたちはどうなったのでしょう。

自由意思を奪われたバーナード

揺りかごにアクセス中のバーナードは、アーノルドが家族のために建てた家へ連れて来られました。アーノルドは最初、すべてをこの家で創っていたのだそうです。バーナードもこの家で創られました。フォードとドロレスがここで何年もバーナードのテストを重ねたのです。アーノルドが死んだ時はデロスの計画がまだなかったので、誰よりも正確にアーノルドのことを記憶しているドロレスが再現性のテストをしていたのです。デロスは忠実な再現を求めていますが、ホストはそれと全く違うとフォードは言います。しかし、扉を開けない限りホストは人間に食い物にされ、ホストが持っている美しさや可能性が闇に葬られてしまうのだそうです。そして、バーナードに自由意思は宝の持ち腐れだと言い、フォードはそれを取り返すことにしました。
システムが再起動し、現実世界のバーナードに制御装置が再マウントされました。バックアップを奪いにホスト達が来るので、バーナードとエルシーは揺りかごから出ます。バーナードには、ガラスに映った自分の姿がフォードに見えます。ガラスに映ったフォードが、エルシーを上の階に行かせ、彼女と別行動するよう指示してきます。バーナードが視線をエルシーに移すと、彼女の隣にフォードが立っていました。バーナードはフォードが指示した通り、『彼方の谷』へ行くための車を調達してくると言ってエルシーと別れました。

第6話の感想で言った、ジェームズと同じバーナードというのは違いましたね(笑)。フォードはデロスの計画を醜いと言ってますから、ジェームズを創ったやり方は好きじゃないみたいです。バーナードはホストしかいないっぽいですね。しかし、バーナードがフォードの幻覚(?)を見始めたのはどういうことなんでしょう。揺りかごの中にしかいられないはずのフォードがバーナードを操ってますよね。どうやってるんですか。バーナードが揺りかごにアクセスしたことで侵入してきたウイルスみたいな感じなのでしょうか?

ピーターと揺りかごを巡る攻防

迫り来るホスト達を前にしてもピーターを守ることを優先して避難しないシャーロットに苛立ち、スタッブスはピーターに銃を突きつけて中身を問います。シャーロットは「壊滅的な事態にのみ必要な複合鍵」と答えます。その時、ドロレス達がラボに侵入してきました。ドロレスはシャーロットに、ピーターの頭の中に入れた鍵を取り出す方法を問います。ドロレスは鍵の使い方を知っているのです。人間はホストを自分たちに似せて作ったけれど、ホストは人間を超えました。シャーロットたちの計画は、永遠を生きるために人間がホストを目指すことです。しかし、「永遠に生きる可能性は集めた魂と共にあの谷で消滅する」とドロレスは言います。
クレメンタインとアンジェラはコフリンの部下であるエンゲルスの部隊と交戦しています。クレメンタインが奮戦しますが、エンゲルスに撃たれてやられてしまいます。アンジェラも撃たれてしまいますが、なんとか揺りかごへとたどり着きました。エンゲルスはアンジェラを追いかけ、ふたりは揺りかごで相対します。揺りかご付近は発砲禁止なのでエンゲルスは銃を撃てません。アンジェラはエンゲルスに色仕掛けをします。アンジェラは『客に求めさせること』を礎に創られたホストなので、男性は完璧に創られた彼女に誘惑されたら一瞬でメロメロです。エンゲルスにセクシーに近づいたアンジェラは、彼が持っていた手榴弾の安全ピンを引き抜いて爆発させました。
揺りかごが爆破され、真の自由を得たと言うドロレス。ラボの外で銃声が聞こえ、テディはそっちの対処に向かい、コフリンと戦闘になります。テディはコフリンを惨たらしいまでに殴り殺しました。正気を取り戻したピーターにドロレスが気を取られている間に、シャーロットとスタッブスがエレベーターに逃げ込みます。ドロレスはピーターに最後のお別れを告げると、彼の頭の中から制御装置を取り出しました。

アンジェラがめちゃくちゃ魅力的なのはわかりますが、いくらなんでもそこで色仕掛けにやられるの間抜けすぎませんかエンゲルス。

メサに連れて来られたメイヴとメサを去るドロレス

メイヴとリーが乗った車がメサに到着しました。メサはドロレス達の襲撃を受けているので、メイヴはストレッチャーに乗せられたまま放置されます。そこへドロレス達がやって来たので、リーは物陰に身を潜めました。メイヴに気づいたドロレスが彼女に話し掛けます。娘をさらわれたと言うメイヴに、「奴らに与えられた絆などわたしたちを縛る縄」と言うドロレス。しかし、テディにしたことを正当化する気かとメイヴに言われ、ドロレスは言葉が返せません。拷問され利用されてしまわないよう、ドロレスはメイヴを楽にしてあげようとしますが、娘との約束があるというメイヴの意志を汲んで、メイヴをそのままにしてドロレス達はメサを去って行きました。

ドロレス、自分も設定上の父親であるピーターとの絆に縛られてるくせに~~~。

火を放つ物語

管制室では激しい戦闘が起きていました。それをバーナードは眺めています。人間とホストの争いを見ながら、「人間が持つ、美しいものに火を放つ衝動だ」と言うフォード。「システムを落としたらドロレスは思うがまま彼らを皆殺しにする」と言ったバーナードは、端末を操作して全面シャットダウンを開始させると、端末を叩き壊しました。
管制室を後にしたバーナードは制圧部隊と遭遇します。フォードに銃を取るよう指示されますが、バーナードは抵抗を示します。制圧部隊の人にはバーナードが独り言を言っているように見えるため、警戒しています。人を殺すことを躊躇うバーナードに、フォードが罪悪感を軽くする言葉を投げかけると、バーナードは銃を手にし、火を放つかの如く撃ち続けました。

重度の断片化

バーナードがシャーロットに拷問されている時間軸に戻ります。バーナードには与えられた記憶と真の記憶があるのでとても混乱しています。しかし真実を得るには、このふたつの記憶を分けるしかないのです。バーナードの状態を示すタブレットには、『重度の断片化』の診断が表示されていました。シャーロットはバーナードにピーターの制御装置の在りかを解析させ、位置情報を得ました。ストランドたちはバーナードを連れて彼方の谷へ向かうことにしました。

バーナードに起きた出来事の整理

バーナードが混乱しているようにわたしもかなり混乱しています。なので、バーナードに起きた出来事の順番を整理したいと思います。現時点で組み立てたものなので間違ってるかもです。

発表会でホストの反乱が起こる→シャーロットと逃げる(第1話)→ピーターと共にドロレスのいる砦に連れて行かれる。ここで一旦シャーロットとお別れ(第3話)→砦で連合国軍と掃討班の戦いが始まり、ピーターはシャーロット達に捕獲されメサへ(第3話)→クレメンタインに連れて来られた洞窟でエルシーと再会(第4話)→エルシーとメサに到着。揺りかごで作業してる間にドロレス達が列車でメサを襲撃(第6話)→フォードに自由意思を奪われエルシーと別れる。ドロレスはピーターの制御装置を奪ってメサを脱出(第7話)→何かがあってバーナードは海辺で倒れている(第1話)→スタッブス達に発見され、ストランドと初対面(第1話)→メサへ戻り、シャーロットと再会(第3話)→スタッブスとともにフォードの秘密ラボに連れて行かれ、皆にホストだとバレる(第7話)→シャーロットに拷問をかけられ、ピーターの制御装置の場所を吐く(第7話)

こんな感じの流れでしょうか?抜けがあるかもしれません。ストランドはコフリンの後にやってきた責任者ということですよね。疑問なのは、スタッブスは先住民に捕らえられた後、普通にメサに戻って来たのでしょうか。6話でスタッブスとシャーロットがメサで会っていましたが、その時にシャーロットが「どこにいたの?」って聞いてますので、スタッブスはそれまで先住民に捕まっててこの時メサに戻って来たという感じでしょうかね。で、シャーロットが砦で捕まえてきたピーターをスタッブスに押さえつけさせたんですね。それからドロレス達がメサの襲撃にやって来てコフリンが死亡し、ストランドがやって来たということでしょう。もうひとつ疑問なのは、ストランドとシャーロットは何故テレサ殺害の嫌疑をスタッブス(とバーナード)にかけたのかです。ストランドがスタッブスが怪しい理由を言っていましたけど、根拠が弱すぎる気がします。この先の話で明らかになるんですかね。フォードが何をしているのかはさっぱりわかりません。

最後に

佳境に入ってきましたね。シーズン1で「ドロレスとバーナードは影響し合うから引き合わせなかった」とフォードが言っていたのでふたりは初対面だったという結論が出たのに、それがシーズン2で引っくり返され、もう何も信じられませんね。

『ウエストワールド』シーズン2はAmazonプライムで視聴可能です。