最早日本のトイレではウォシュレット付きが当たり前と言っても過言ではありません。しかし、私はウォシュレットが好きじゃありません。むしろ、憎い――。人はなぜこんなものを生み出してしまったのか、ウォシュレットなどなくても我々人類は問題なく排泄行為をしてきたではないか。時々そんなことを思ってしまうのです。
だって衛生的に信用できない。外のウォシュレットなんて特に。そして何より、私の掃除の手間を増やすという最大の罪。本来起こらない余計な水ハネ、ノズルの清掃。にもかかわらず、もうウォシュレットなしの生活なんて考えられないという人もいる。2026年、ホワイトソックスと契約した村上宗隆選手がクラブハウスにウォシュレットの設置を求め、チームメイトにも大好評というニュースがありました。村上選手もチームメイトもきっと自分でトイレ掃除なんてしないんだろうな(偏見による推測)。うちの旦那はそうだ。
どうしてもウォシュレットに対する憎しみを伝えたくてどうでもいいことを長々と書いちゃいましたが、この記事では私が採用したTOTOのネオレストLS2とリクシルのサティスXについて、採用した理由と仕様をご紹介します。実際に使ってみてのレビューは別記事で紹介する予定です。トイレ選びで悩んでいる方の判断材料になれば嬉しいです。
ネオレストLS2とサティスXを選んだ理由
新築にはトイレが二ヵ所あり、どちらもTOTOにするつもりでした。理由はこれまでTOTOのネオレストAS1を使っていて満足していたのと、全国のリフォーム営業・プランナーの方が選ぶ「リフォーム大賞」というランキングの2025年版でネオレストが大差をつけて1位を獲得していたからです。このランキング、2026年版では総合順位で1位から3位までTOTOが独占してます。やはりトイレ界でTOTOは強く信頼できる。
トイレは他社を検討するまでもないな。そう思っていた私ですが、リクシルのショールームでサティスXに出会い、キッチンやお風呂以上にトイレで悩む羽目になりました。
安心と信頼のTOTO、ネオレスト
TOTOのトイレは陶器で、汚れがつきにくく頑丈な品質が高く評価されています。私はTOTOのタンクレストイレであるネオレストAS1を使っていたので、そのフォルムのお洒落さとフチなし形状の掃除のしやすさはわかっていました。無駄な継ぎ目やフチのない形状は本当に掃除しやすいですし、妙なところに汚れがたまったりもしないです。勿論全然汚れないわけではないですが、どこが汚れるのかは把握済み。なので、新居もネオレストがいいと思いました。
タンクレストイレはタンク部分がないので掃除面積が減るし、凸凹も少ないので掃除がしやすいです。以前は停電時に流せないという問題があったそうですが、今のネオレストには停電時の対策もしっかり用意されていて、紐みたいなのを引っ張ると流せます。ただ、部分的な故障でも全体を交換しなければいけないらしいなど、デメリットもあります。TOTOはタンク式でもフチなし形状の便器でお手入れしやすいので、予算やメンテナンス性などからタンク式を採用するのも全然おすすめです。
ネオレストASではなくLSにしようと思った理由の一つは、ニッケルのウェーブラインが入る意匠性に高級感があったからです。ニッケルはブラックに変更できますが、私はニッケルが良いなと思いました。もう一つの理由は、ASは左横にサイドカバーがあるのですが、うちで使ってた個体はこのサイドカバーがすぐ外れたんですよね。はめようとした際の私の感覚だと、収納されてるホースみたいなのがちょっと出っ張ってるせいなのかなと思ったのですが、直しても直してもすぐ外れる。どうせ外れるならもう直さなくていいやと、ズボラな我が家では下の写真のようにずっとサイドカバーが外れたまんまです。直すのを依頼するのでもなく撤去するわけでもないのがズボラらしい。

LSはこのサイドカバーがなくなり、背面というか蓋の奥らへんにカバーがある造りになってるんです。だからこのカバーが外れる問題が起きないかなと思って、LSに惹かれました。
突如現れた対抗馬、サティスX
トイレは悩まなくて済むと思っていたのに、ショールームで出会ってしまったサティスX。どこにそんなに惹かれたのかというと、自動でお掃除してくれる機能がついてることです。
まず、極みトリプル水流が便器内の後方や上部まで強力に洗い流してくれるらしいです。ネオレストASを使っていて、もっと強力に流してくれないかな…と思うことがあったので、極みトリプル水流のパワー力が気になりました。ネオレストLSは一回あたりの洗浄水量がサティスXよりも少なく、節水ではありますが、節水より流すパワーの方が欲しい。
そして、泡クリーン機能。これは便器内に泡をたっぷり溜めてつけおきし、3時間後に自動で流してくれるというお掃除機能です。時間設定をすることができるので、外出時や就寝時に設定すればトイレ自らつけおき洗いしてくれるというわけです。まるで洗濯機。当然掃除が不要になるわけではありませんが、この機能を使ってみたくなりました。これに対し、TOTOにはきれい除菌水があります。きれい除菌水には汚れを付きにくくする効果があり、定期的に自動噴霧してくれることで汚れ防止をしてくれてるわけですが、汚れがつかないわけではありません。3時間のつけ置き洗いと定期的なきれい除菌水の噴霧、どちらの方が掃除の手間が減るのか気になるところです。
それと、ノズルの自動洗浄機能。ネオレストにも自動でノズルを洗浄する機能がついてます。ただ、サティスXはノズル部分の洗浄だけでなく、ノズルが格納されているシャッター部分まで水で洗い流す機能がついてるんです。この機能もすごく魅力的に思えました。
TOTOのショールームでサティスXと迷っていることを伝えると、ネオレストLS2にはトイレ使用後に自動できれい除菌水を便座裏にふきかけて汚れを漂白・除菌してくれる機能「便座きれい」があることをアピールされました。便座裏は確かに汚れやすく、そこを自動できれいにしてくれる機能はサティスXにはなさそう(プラズマクラスターイオンが便座裏を除菌する機能はあるみたいです)。便座きれいは私が使っていたAS1にはなかった機能なのでその実力の程はわからないのですが、これもすごく魅力的な機能です。
ちなみに旦那氏はサティスXのマシンっぽさを気に入っていました。どのへんにマシンっぽさを感じていたかというと、「電動お掃除リフトアップ」機能です。リモコンのボタンを押すと自動で便座部分が持ち上がり、便器との隙間を掃除できるようになる機能です。旦那氏はこの自動リフトアップがカッコイイと気に入っていました。君は掃除しないからリフトアップさせないでしょと思いましたが。ちなみに、リモコン操作ではありませんが、TOTOのネオレストもサイドについてるボタンを押しながらウォシュレット前方を持ち上げると便器との間に隙間ができて掃除できるようになります。機械的な分サティスの方が壊れやすいのではないかと、私は少し懸念しています。
どっちも採用した
とにかくトイレ掃除が嫌いなので、掃除する回数が減らせそうなあらゆるお掃除機能に惹かれる私。どんな機能も掃除ゼロにはならないし、実際のところは使わない限りわかりません。ネオレストにかかる掃除の手間はわかってるけれど、サティスXは私にとって未知。ネオレストでは感じなかった部分に不満が出る可能性があるわけです。検討していた当時、サティスXは新商品だったので実際に使った口コミをほとんど見つけられず、ランキングや評判ではTOTO優勢な状況。安牌を取るか冒険するか、そんな悩みに結論を出せずにいました。
キッチンが決まり、お風呂が決まってもまだトイレで迷ってたので、工務店さんにふたつのトイレは同じメーカーにした方が安かったりするのか、別々にするのもアリなのかを聞いてみました。そしたら即答で「全然別でいいよ」と返って来たので、我が家はネオレストLS2とサティスX、どちらも採用することにしました。
ネオレストLSとサティスXの比較
ネオレストLSもサティスXもタンクレストイレになります。2026年現在、ネオレストLSはTOTOのタンクレスシリーズ(NX・LS・AS・RS)の中で上から2番目にあたる上位タイプです。また、LSにはLS1とLS2があり、LS2には「便座きれい」と「においきれい」の機能がついているという違いがあります。サティスXはLIXILのサティスシリーズ(X・G・S)の中で最上位にあたるタイプになります。
ネオレストLSとサティスXの主な機能や特徴の比較表がこちら。
| 特徴・機能 | ネオレストLS | サティスX |
|---|---|---|
| 便器の素材 | セフィオンテクト。陶器表面の凸凹を極限までなくして滑らかに仕上げることで汚れが付きにくく落としやすい | アクアセラミック。汚物汚れ、キズ汚れ、細菌汚れ、水アカ汚れを防ぐ |
| 洗浄水流 | 渦を巻くように鉢内全体を洗浄するトルネード洗浄。少ない水で効率的に洗浄 | 3方向の水流で鉢内後方・上部まで洗い流す極みトリプル水流 |
| 掃除しやすい形状 | 便器のフチ裏をなくしたフチなし形状、便器と便座の段差や隙間を抑えたデザイン、内側にも外側にも継ぎ目のないクリーン便座で、汚れがたまりにくくサッとひとふきでお掃除できる | 凹凸がなくつるっとした便器の形状、継ぎ目のない便座の形状で、サッとひとふきでお掃除できる |
| 自動きれい機能 | 自動で便器内、便座裏(LS2のみ)、ノズルにきれい除菌水をふきかけてトイレ全体の汚れを抑制 | 設定した時間に3時間泡でつけ置き洗いをしてくれる泡クリーン機能がある |
| 脱臭 | においきれい(LS2のみ)機能がトイレの使用時間を学習し、よく使用する約1時間前から脱臭 | プラズマクラスターイオンがにおい原因菌を除菌することでにおいの発生を抑制 |
| ノズル | ウォシュレット使用前後に自動でノズルを水で洗浄し、トイレ使用後にはきれい除菌水がノズル内外を自動で洗浄。待機中にも定期的に洗浄 | ・お尻用とビデ用の2本のノズルがあり、お尻洗浄時にビデ用ノズルは隠れているため、便のはね返りや汚れを気にせず安心 ・使用後にノズルとノズルシャッター部を自動で強力に洗い流す |
| リフトアップ | 便器横のボタンを押すとウォシュレット前方を持ち上げられ、便器との隙間を掃除可能 | リモコン操作で便座部分が真上に持ち上がり、便器との隙間をお掃除可能 |
| カラー | ・便器のカラーはホワイトのみ ・アクセントカラーはニッケル、ブラック、アクセントなしが選べ、アクセントカラーによってスティックリモコンのカラーも決まる | ・便器のカラーはノーブルブラック、ノーブルトープ、ノーブルグレー、ピュアホワイトの4色 ・ノーブルレーベルに合わせた手洗い器やキャビネットがある |
| 希望小売価格(税別) | 478,000円~(LS2の場合) | 497,000円~ |
どちらも汚れ防止や掃除のしやすさを追求し、特色ある自動機能を備えています。そして、デザイン性の違いも見逃せません。ネオレストLSはアクセントにニッケルかブラックのカラーは入れれますが、ベースは白のみです。優雅なウェーブラインや金属調のアクセントで高級感を出しています。サティスXは4色のカラー展開で、ナチュラル空間、上品な空間、シックな空間など、自分の好みの空間作りを楽しめます。
採用した空間プラン
トイレ空間には便器だけでなく、キャビネットや手洗い器なども存在します。ここでは私が採用したキャビネットや手洗い器などトイレ全体の空間についてご紹介します。
便器をTOTOやリクシルにしたからといって、手洗い器やキャビネットも同じメーカーで揃える必要はありません。他のメーカーから選んだり造作する場合もあります。私も他メーカーを考えたりしましたが、同じメーカーで揃える方が素人の私でもコーディネート失敗しにくいかなと思い、便器とメーカーを合わせています。また、私はクリスタルカウンターに魅了された女なので、TOTO側のトイレはクリスタルカウンターにしたかったという理由もあります。
ネオレストLS2側の空間プラン
手洗い器+収納の場合、TOTOにはセミオーダータイプのプレミアムシリーズ、好みの空間を手軽に実現するパックタイプのコンフォートシリーズ、スッキリ納まるコンパクトなスリムシリーズから選ぶことができます。ショールームの展示を見ながらよさげなやつを元に「こんな感じで」とざっくり頼んだような記憶しかありません。
| 便器カラー | ホワイト |
|---|---|
| アクセントカラー | ニッケル |
| リモコン | スティックリモコンのニッケルカラー |
| 手洗い器 | ベッセルタイプの角形。丸型のフォルムの方が好きでしたが、角形の方が水が飛び散りにくいとのことで角形にしました。ミラタップにおしゃれな洗面ボウルがたくさんあって気になってたので、手洗い器だけ他社にできるか聞いたところ不可でした |
| 水栓金具 | タッチレスウォール水栓のニッケル |
| キャビネットカラー | ルフレスノーホワイト |
| カウンタ- | クリスタルスノー |
| アクセントパネル | フルーホワイト |
| タオルリング・紙巻き器 | ニッケル |
タッチレスウォール水栓が選べるのが最高です。ズボラ的にはベッセルタイプよりカウンター一体型の手洗い器がいいのですが、一体型だとタッチレスウォール水栓が選べないです。なぜだ!ニッケルで統一できるのも個人的に高ポイントでした。
サティスX側の空間プラン
リクシルの手洗い器+キャビネットの場合、キャパシア、ノーブル手洗いキャビネット(+カウンター)、コフレル、コーナー手洗いキャビネット、コンパクト手洗いキャビネットから選ぶことができます。キャパシアが一番自由度の高いセミオーダータイプになります。収納量的にはキャパシアが一番良いなと思ったのですが、ノーブル手洗いのおしゃれさに惹かれてノーブル手洗い+カウンタータイプにしました。ノーブル手洗いキャビネットだけだと収納が足りないので、アッパーキャビネットをつけました。アッパーキャビネットもノーブルレーベルのカラーにできます。
| 便器カラー | ピュアホワイト |
|---|---|
| 手洗い器のカラー | ノーブルトープ |
| キャビネットとカウンターのカラー | スタッコウォームグレージュ |
| アッパーキャビネットのカラー | スタッコウォームグレージュ |
| タオルリング・紙巻き器 | シルバー |
汚れが一番目立たないのは白だと言われて便器をピュアホワイトにしたのに、ノーブルトープが気になりすぎて手洗い器に採用しちゃいました。ズボラとして後悔することになるのか、水垢や埃の目立ち具合が気になるところ。コーディネート的には便器もカラーを合わせる方がおしゃれですね。ノーブル手洗いキャビネットは紙巻き器が一つしかついていないのがかなり残念なポイントです。収納力も少ないし、キャパシアのような自由度がないのはなぜなのだろう。
最後に
実績があり馴染みもあるTOTOネオレストか、洗濯機のように自動で洗うサティスXか。最終的には両方採用という着地になりました。どちらが掃除の手間がかからないのか、あるいはどちらもたいして変わらないのか、我が家で実験できます。手洗い器やキャビネットも含めて、それぞれトイレ本体と同じメーカーで揃えることで、コーディネートの手間を抑えつつ空間としての統一感も出せたかなと思っています。
実際に使ってみての使用感や、掃除の手間がどうだったかは、改めてレビュー記事として紹介する予定です。
記事の導入でお伝えしましたが私はアンチウォシュレットのため、ウォシュレット機能については全く重視しませんでした。TOTOとリクシルで使用感違ったりするんですかね。
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