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『ストレンジャー・シングス』シーズン1全8話ネタバレ感想:少年少女が未知に挑む!友情や家族愛に心温まるドキドキSFホラー

『ストレンジャーシングス』シーズン1全8話

Netflixで配信されているドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』(原題:Stranger Things)のシーズン1全8話を見ましたので、シーズン1全体のネタバレ感想をまとめて書いておきます。
海外ドラマ好きなのに見たことなかったの?という感じでしょうが、Netflix、ずっと契約してなかったもので…。評判通り、とても面白かったです。次のエピソードが見たくて見たくて、一気に見終わってしまいました。

あらすじ

インディアナ州のホーキンス(※架空の町)に住むマイク、ルーカス、ダスティン、ウィルの4人はホーキンス中学放送部のメンバーで親友同士。1983年11月6日の夜、4人で遊び終えて帰宅途中だったウィルは人型の黒い影を見た後に失踪してしまう。ウィルの母親ジョイスと兄ジョナサンをはじめ、警察署長ホッパーも捜索するが見つからない。マイクたちも親友の捜索に乗り出したところ、丸刈り頭で腕に『011』の刺青があるイレブンという少女と出会う。彼女には超能力があった。「裏側の世界」の存在や顔のない人型の化け物の存在を目の当たりにした彼らは、それらには「ホーキンス国立研究所」が関わっている事を突き止める…。

予告動画

登場人物&キャスト

ジョイス・バイヤーズ

ウィルとジョナサンの母親。演じているのはウィノナ・ライダーです。『シザー・ハンズ』の頃と変わらないお美しさが凄い。チャーミングさもあって可愛らしいですよね。ジョイスは夫ロニーと離婚し、2人の息子を育てるシングルマザー。不可思議な現象を体験したことで突飛な行動や言動を取るようになり、周囲から白い目で見られながらも、失踪したウィルが生きていると信じている強いお母さんです。

ウィル・バイヤーズ


1話冒頭で失踪してしまうウィルを演じているのはノア・シュナップくん。めっちゃ可愛らしい男の子です。成長が楽しみです。てか、4人組は小学生の設定かと思ったら中学生の設定でした。

ジョナサン・バイヤーズ


ウィルのお兄ちゃん。演じているのはチャーリー・ヒートンさんです。カメラが好きな陰キャだからか、学校ではちょっと気味悪がられてるようです。でも弟想いのめっちゃいいお兄ちゃんなんです。

マイク・ウィーラー


演じているのはフィン・ヴォルフハルトくんです。彼もとても可愛らしい少年です。2017年版の『IT/イット “それ”が見えたら、終わり』に出演していましたね。マイクは超能力を持つ少女イレブンに出会い、自宅の地下にこっそりと匿います。

ナンシー・ウィーラー


マイクのお姉ちゃん。演じているのはナタリア・ダイアー。見てるうちにどんどん可愛く見えてきます。優等生だけど悪いグループの男の子と付き合ってみたいお年頃。思春期の女の子の、男の子に期待させちゃう感じがよく出てます。

ダスティン・ヘンダーソン


ぽっちゃり男子のダスティンくん。演じてるのはゲイテン・マタラッツォくんです。歯抜けをいじられています。前歯がないのは、ゲイテンくん自身の生まれつきの病なのだそうです。

ルーカス・シンクレア


ルーカスは仲間のことが大好きなので、突然現れたくせにマイクがめちゃくちゃ気にかけているイレブンのことを良く思っていません。演じているのはケイレブ・マクラフリンくんです。

イレブン


愛称はエル。演じているのはミリー・ボビー・ブラウンちゃん。研究所から逃げ出してきた超能力を持つ丸刈りの少女です。好物はワッフル。

ジム・ホッパー


ホーキンス警察署の署長。演じてるのはデヴィッド・ハーバー。ジョイスとは高校時代の同級生です。娘を亡くして、アルコール依存気味。だめなようで頼れるおじさん。

スティーブ・ハリントン


ナンシーのボーイフレンド。演じてるのはジョー・キーリー。悪いグループ所属のイキリくん。

デモゴルゴン


裏側の世界と表の世界を行き来するクリーチャー。捕食する時にお顔が花のように開きます。可愛いですね、デモちゃん。ちょっと語っていいですか。この子のことはドラマ見るより先に、Dead by Daylight(通称DbD)というホラーゲームで知っていました。DbDは1人のキラーからサバイバー4人が逃げるという非対称型のオンライン鬼ごっこで、わたしはゲーム実況者のプレイを見るのが好きなエアプ勢です。ストレンジャー・シングスのデモゴルゴンはDbDのキラーのひとりにいるのですが、たくさんいるキラーの中でも弱めな子なので使っている人が少なく、でもわりと配信者さん達から愛されてる(?)キラーです。このゲームのおかげでデモちゃんのことは全く怖くないし、可愛く見えます。ワープするためのポータルをほりほりしてる姿とかキュートです。
デモゴルゴンというのは、TRPGの「ダンジョンズ&ドラゴンズ」に出てくるモンスターからマイク達がつけた名前っぽいですね。TRPGってやったことないのですけど、面白いのでしょうか。

ネタバレ感想

嫌な奴もいい奴に!見ていて気持ちが良い

『IT』と共通する部分が多く、少年少女を中心に得体のしれない怪物に挑むお話ですが、事件の裏側には大人たちがいるし、挑む側にも大人がちゃんといるのが『IT』とは違うかなと思いました。が、やっぱり子供たちの友情や成長、ロマンスが中心ですね。で、子供たちが基本的にみんないい子なんですよね。

最初、いじめっ子的で嫌な奴だな~と思ったスティーブもナンシーへの恋が本気になったことでいい奴になりましたしね。恋敵であるジョナサンとの友情はまだないかもしれないですが。最後も見せつけるようにナンシーとキスしてましたしね。海外ドラマ見てると、あちらの学生さんは学校でも堂々とキスしてるの凄いなって思います。あ、わたしが女子高だったから知らなかっただけで、日本の高校生も学校で、しかも人前でちゅっちゅしてるんですかね。少なくとも共学だった中学校ではあのようなことはありませんでした。

ナンシーも、友人のバーバラに対しての態度がちょっと酷くて、嫌な女の子だなって思ったんですけど、行方不明になってしまったバーバラを捜すために、危険を顧みず不気味で粘液ねちょねちょなところへひとりで入って行く勇気には敬服いたしました。バーバラが亡くなってしまって、きっとナンシーは自分を責めていることでしょう。自分の都合で付き添いを頼んだのに、スティーブといい雰囲気になったからって「先に帰っていいよ」なんて邪険にしたんですから。客観的には酷いと思うけど、思春期の女の子ですし、気になる男の子といい雰囲気になったら友情より恋愛をちょっとばかり優先しちゃう気持ちはわかります。それが原因で友達が化け物に襲われるなんて思ってもみなかったことでしょう。まあ、車とはいえ、夜中に女の子ひとりで帰そうとしたのは軽率ですが…。ナンシー、ジョナサンのこと絶対気になってますよね?弟のマイクと「隠し事はなし」と言った傍から二人して恋愛に関して嘘つくの笑えました。本当にスティーブが好きなら、ジョナサンに対して思わせぶりな態度をとるのはやめたまえ、と思います。

マイクやルーカスやエルも喧嘩しては相手を傷つけてしまうんですけど、最終的にはきちんと謝るんですよね。自分の非はきちんと認めて謝るんです。これすごく大事なことだし、謝れるから彼らの絆はより強くなれるんですよね。なんかこう、明らかに間違いがあったのに非を認めず、見苦しい言い訳を並べて自分を正当化する大人ばかりを見ていると、彼らの素直さが胸に刺さるんですよね…。汚れた世界(Twitter)に浸かりすぎてるんでしょうか…。

なにより、ジョナサンのよくできた息子っぷりときたら。離婚して精神不安定ながらも子育てに奮闘する母を支える弟想いのお兄ちゃん。めちゃくちゃよくできた息子でしょう。弟が失踪してから正気とは思えないことを言い出す母に代わって、遺体安置所に弟を放置しておけるわけないと、自分で葬儀の手配を始めたところ、胸が詰まりそうでした。ジョイスが言っていることは正しいと、視聴者目線ではわかるんですけど、ジョナサンから見たら完全にショックでおかしくなった母親ですからね。まだ学生である彼が弟の葬儀を手配するなんて辛すぎる。母を支える息子として、お兄ちゃんとして、本当に素敵でした。ウィルが帰ってきてくれてよかった。

とにかく、素直でいい子たちばかりなのでみんな応援したくなるし、すっきりといい気持ちになれるんですよね。「あいつ酷い目に遭えばいいのに!ギィィ!」みたいなストレスがない(笑)。シーズン1で一番可哀想だったのは、バーバラだったなと思います。可哀想だよバーバラ…。

大人も頑張っている

ウィルとジョナサンのお母さん、ジョイスも頑張りました。電飾を大量に購入して家に飾り付け、その明かりで失踪した息子と会話したとか、壁から顔のない化け物が出て来たとか言い出して、周囲の人間が奇異の目で見るのも致し方ありません。息子の命が危ない中で、誰からも理解を得られないのは相当に辛かったはずです。警察署長であるホッパーが不審な点に気づき、色々探ってくれたおかげでジョイスが言っていることは本当だったと理解してくれた時は、本当に救いのように感じました。ナンシーが顔のない人間を目撃したことから、ジョナサンが母親の言っていることが本当だとわかった時も、嬉しかったですね。

ただ、マイク達、ジョイス、ホッパー、ジョナサンとナンシーと、それぞれ別々のグループで事件を追ってるものだから、なかなか情報が共有されなくてもどかしくもありました。特にホッパーはひとりで捜査し過ぎで、もうちょっとその情報を署内の信頼できる誰かに共有しておいてくれよと思いましたがね。ひとりで研究所に侵入するなんて大胆なことして、もし殺されでもしてたら、きみが手に入れた情報は闇に葬られちゃうよってハラハラでした。とは言え、とても頼れる男でした。てっきりジョイスとホッパーが良い感じになるのかと思いきや、8話で急に現れた太めな同級生の男とジョイスがくっついてて吃驚しました。

ウィーラー家、ガバガバ問題

マイクがエルを匿ってたのって、家の地下ですよね?あれ、よく誰も気付きませんでしたね(笑)。あの部屋にトイレってなさそうだし、どうしてたんでしょう。お風呂も。ナンシーはこっそりジョナサンを部屋に招き入れて一夜を過ごしていましたし、ウィーラー夫妻、家に他人がいるのに気づかなすぎなのでは。

怪しい研究所と裏側の世界

エルはブレナー博士の実験によって超能力が身に着いたんですよね?エルがイレブンなので、少なくとも11人は被験者がいるだろうから、全員かはわからないですけど他にも超能力を使える子がいるのでしょう。研究所は超能力を対ソ連の兵器として使おうとしてたということでしょうか。人間を、それも子供を、兵器として開発実験するなんて、おぞましいことです。感覚遮断装置というのは、実際にあるみたいですね。リラックス効果を狙って使われるみたいです。

裏側の世界への扉が開いてしまったのは偶発的なのか、それとも目的があってブレナー博士たちが開こうとしていたのか、どちらでしょう。研究所は裏側の世界で何をしようとしてたのか、あるいは裏側の世界を何に利用しようとしてたのか、そこらへんの目的がまだわからないです。

裏側の世界は表の世界と同じ構造をしているけれど、生物はデモゴルゴンしかいないんですかね。あと、デモゴルゴンは一匹しかいないんですかね。研究所はデモゴルゴンを退治しようとしてたのか、それとも何かに利用しようとしてたのか、そこらへんもまだはっきりわかってないです。説明ありましたっけ?なんか胞子みたいなのが飛んでるし、毒があるっていうし、裏側の世界はナウシカの腐海みたいでしたね。裏側の世界にいるジョイスと表の世界にいるジョナサンが互いに声を聞いて存在を感じ取っていたので、同じ場所にいたら通じ合えるのかもしれないですね。

裏側の世界への扉は、たぶんまだありますよね。研究所自体はどうなったんでしょう。ブレナー博士達はみんなお亡くなりになったように見えましたが。ホッパーを車で連れてった人たちは研究所の人たちでしょうか。それとも、政府関係者とかでしょうか。

エルは生きてる?ウィルはどうなる?

マイク達を守るために消滅してしまったエルですが、ホッパーが森の中の箱にワッフルを入れてましたよね。エルは生きてそうです。森にいるんでしょうか?そしてなぜホッパーは知ってるんでしょう。

ウィルは裏側の世界で触手みたいなのを口から突っ込まれていたせいか、身体によくないことが起こっていそうです。なんかおぞましいものを口から吐き出していました。そして、裏側の世界へ一瞬トリップしていました。可哀そうに…。まさかウィルがデモゴルゴンになっちゃったりしないですよね…?ジョナサンがデモゴルゴンのことを「あれは怪物じゃない」って言ってたのが気になります。なぜジョナサンはそんなことを言い出したんでしょう。

最後に

本当は、こんな記事書いてないでさっさとシーズン2を見たいです。シーズン2も引き続き鑑賞していきます!

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