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『ペーパー・ハウス』シーズン4ネタバレ感想:キャラの不可解な行動にモヤッとする

『ペーパー・ハウス』シーズン4全8話

Netflixドラマ『ペーパー・ハウス』シーズン4全8話を視聴しました。うーん…申し訳ないけどちっとも面白くなかったので視聴が捗らず、内容8割は忘れちゃった気がします。シーズン2で完結しとけば良かったのにと思いました。キャラの行動の論理性がよくわからず、何でこんなことしてるの?という疑問ばかりわいてきたことが、楽しめなかった要因かなと思っています。

あらすじ

リスボンが殺害されたと思い込んだ教授は、パレルモに連絡を取る。狙撃されて重傷を負ったナイロビは、治療のために警察への引き渡しを仲間に要求した。トーキョーはナイロビの希望を叶えようとするが、パレルモは銀行内での外科手術を主張する。メンバー内で意見が割れ、互いに銃を突きつけ合う事態に。しかし、パレルモが教授から聞かされたリスボン殺害の情報を伝えると、反対していたメンバーも警察への引き渡しを諦め、嫌がるナイロビに麻酔を施すのだった。

予告動画

新たな登場人物&キャスト

シーズン4からスポットの当たったキャラや新たに登場した人物を紹介します。

ガンディア

スペイン銀行の総裁を警護する警備員。元特殊部隊所属で軍人気質な人です。パレルモ達が銀行を占拠した際、捕らわれました。演じているのはホセ・マヌエル・ポガ。

マニラ

本名はフリア・フニート。デンバーの知人で強盗団に加入したトランスジェンダー女性。捕虜のふりをしてスペイン銀行にいます。演じているのはベレン・クエスタ。

アントニャンサス

アリシアの部下の警官。名前がなんか可愛い…。演じているのはアントニオ・ロメロ。

ネタバレ感想

なぜ医者を入れない?

ナイロビがシーズン3の最後で狙撃されてしまいました。死にたくないと言うナイロビは警察への引渡しを仲間に要求するのですが、色々揉めた挙句、警察へは引き渡さずに仲間内で銃弾摘出手術をすることになります。教授から手術の手解きを受けていたトーキョーが執刀することになりました。

トーキョーが外科手術し出すのは流石に無理があるだろと、半笑いになりました。どう考えても造幣局襲撃の経験を踏まえてメンバーに医者を入れとくべきでしょ。ズブの素人に短期間で外科手術のやり方伝授するよりよっぽど現実的だし安心感あるじゃないの。教授には、何でそんなに人脈豊富なの?って不思議なぐらい、色んな分野のプロが仲間にいるじゃないですか。医者の一人くらい引き込めるでしょ。現に遠隔で指示出してくれる医者は確保してたんだし、普通に考えて医者を現地に派遣させとく方が効率良いですよね??トーキョーに外科医の才能開花させられても、違和感しかありません。

前回の感想にも書きましたけど、前からこのドラマは外科的治療を素人が成功させまくってんなとは思ってましたよ。でもまあフィクションだし、全力でツッコむのも野暮かと思いました。そこの違和感以上に展開やキャラ性が面白かったですしね。でも今回は処置の難易度が爆上がりしすぎてるように思えて、流石におかしかった。特にいい所がなく、皆を引っ掻き回すことしかしないトーキョーの見せ場が無理やり作られたみたい(笑)。かといって、これで特に彼女の好感度が大きく上がったりする訳でもなく。

トーキョーに関しては、「リーダーに相応しい」みたいなことを仲間が言い出したのも「正気か?」って思いましたね。短気で感情的な彼女にリーダーの適正はないでしょう…。

パレルモとガンディアの行動が不可解

横暴なパレルモは仲間の信頼を失ってしまったため、銀行から一人去ろうとしました。トーキョーはそんなパレルモに銃を向けて捕虜達の目の前で醜い仲間割れを始めます。最終的にパレルモはヘルシンキに説得されて去ることを断念しますが、裏切ったことで縛り上げられてしまいました。メンバーから外されたパレルモは、捕虜にされていた警備責任者ガンディアに縄抜けの方法を教え、解放してしまいます。特殊部隊に所属していたガンディアは銀行内の隠されたパニックルームに潜み、休戦中で手が出せない警察と連絡を取って強盗団を殺害しようと暗躍し始めるのです。

私はパレルモが何をしたかったのかサッパリ理解できませんでした。仲間割れしたからって強盗の途中で抜けようとするのもすごい滅茶苦茶な行動に思えましたし、リスボンが警察に射殺された(と思い込んでる)という理由でナイロビを警察に引き渡すことを断念したはずなのに、警察が待ち構えてる正面からのこのこ出て行こうとしたのは、どういう勝算があったんでしょう。

最も理解不能だったのはガンディアを逃がしたことです。何の意図があったのか全くわからなかった。パレルモはガンディアを逃がすことでどういう結果を得たかったんですか?混沌を生み出すとかナントカ言ってたような気がしなくもないけど、混沌を作ることでどうしたかったんでしょう。見直す気も起きなくて謎のままです。

そして、ガンディアはなぜ一番最初に捕らえたトーキョーは生かして、ナイロビは殺害したんですか?トーキョーが生かされたのが謎すぎる。あと、犯罪人であろうと極力生きて捕らえることが日本では当たり前なためか、ガンディアが単独なのに殺害を目的にアグレッシブに動くのがちょっと不思議に感じました。最優先であるはずの人質救出より先に強盗団殺害に向けて動くものですかね。仲間が殺されたことでメンバーが逆上したら人質が危険になる可能性だってあるのに。解放されたガンディアはてっきり銀行から抜け出すのかと思ったら、銀行内で暴れ回ったのは予想できなかったし、それで盛り上がったのは確かですけど。

ベルリンの過去話がしつこくなってきた

ベルリンは魅力あるキャラでした。シーズン3の過去話で出てきた時はまた会えたと嬉しかったですし、スペイン銀行襲撃案は元々ベルリンが考案したものというエピソードを語るには必要だったと思います。

しかし、シーズン4で披露されたエピソードはほとんど本筋に関係なかったような気がして、退場した魅力あるキャラを過去話で引っ張り出し続けることに段々疑問を感じるようになってしまいました。パレルモの銀行襲撃計画に対する思い入れが深まるというわけでもありませんでしたし。だって、彼はくだらない理由で途中で降りようとした挙句、意味不明な行動で滅茶苦茶にしてますから。

ベルリンが、自分を嘲笑した男をトイレで刺しまくったエピソードも何を伝えたかったのかよく分からなかったです。予測不能な危険な男だったことを強調したかったんですかね。

わざわざ人質になりに来て性犯罪者に成り下がる男

アルトゥーロ、君は何しに来たんだい?この人まだキモくなるんか!と驚きましたね。いやあ…モニカに執着し続けるんかと思いきや、別の女性に睡眠薬飲ませて体を触るとか…予想の斜め上を行きました。

シーズン5でこの男をどんな展開が待ってるのか、ある意味一番気になってるかもしれない。

推しの死

一番の推しのナイロビが死んでしまいました。シーズン3で狙撃されて命の危機に陥ったのですが、そこはトーキョーの仰天手術により乗り越えたのに、パレルモが野に放ったガンディアに殺されてしまいました。

何でナイロビがこんな散々な目に…!?ガンディアのナイロビに対する所業、えげつなかったですよね。ほんと可哀想だったし、当然死んで欲しくなかったんですけど、なーんか全然心が動かされなくて泣けませんでした。オスロやモスクワやベルリンが死んじゃった時の方がグッときた。

シーズン4の流れが「何で?」ってなることが多くて、感情移入できてなかったんでしょうね…。ガンディアを野に放った張本人であるパレルモがしれっと仲間に復帰してナイロビの死を悼んでたのも意味不明で冷めました。マジで何のためにガンディア解放したの?死後にベルリン達と再会したシーンは美しかったです。

そして、もう一人の推しだったデンバーは魅力が全然なくなってしまいました…。シーズン1&2では乱暴で阿呆そうな印象とは違って、優しくて意外と理性的で人格者というギャップが魅力に思えたんですが、最早ただの印象通りの男になっちゃってます。謎のトーキョーアゲにもイラッとしました。

最後に

7話冒頭、銃撃戦を繰り広げながら屋上からヘリに逃げようとしてる黒づくめの人がガンディアじゃないことはすぐにわかったので、仲間同士で撃ち合ってるフリして何か作戦を遂行してるんだろうなとは思っていましたが、まさかリスボンがヘリで合流してくるとは思いませんでした。警察の面々が教授の作戦だったことを察したのに焦るタマヨだけがわかってなかったシーン、面白かったです。

シーズン4は個人的にほんと残念に思ったので、もうちょっと、キャラの行動の動機づけをしっかりして欲しいです。