『ウエストワールド』シーズン1 第5話『逃避行』ネタバレ感想:上級者の町パライアへ。点と点が繋がり始める。

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『ウエストワールド』シーズン1第5話の感想です。前回は「世界を行き来する者」を見たメイヴが、それが妄想ではないと確信したところで終わりましたね。
原題は『Contrapasso』になります。「因果応報」の意味です。ダンテ「新曲」で使われている言葉だそうです。
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本ページの情報は2022年7月時点のものです。現在は配信終了している場合もありますので、最新の配信状況は各動画配信サービスの公式サイトにてご確認ください。
ネタバレ感想
パライアに到着したドロレスとウィリアム達
ドロレス、ウィリアム、ローガンの3人はエル・ラゾに会いにパライアへ来ました。パライアはデンジャラスな町のようです。ウエストワールドでは、最初の町から離れるほどよりヘビーな雰囲気が増し、上級者向けになります。そしてお金がよりかかります。運営元が赤字らしいので、ローガンの会社は買収を検討しているのです。パライアを見て、「設計者は人間を軽んじている」と言うウィリアム。
パライアには南北戦争後も降伏しない連合国軍(南軍)がいます。ローガンは、園の奥で行われている最大のゲームである「戦争」に興味があるようです。
ドロレスは過去がフラッシュバックしたり、幻覚らしきものを見たり、頭の中の声と会話したりと、だいぶ来てる感じしますね。
ローレンスを殺し、テディを生かす黒服の男
ワイアットを探している黒服の男は、ワイアットの元親友だというテディこそがワイアットに会うための鍵だと考え、出血して瀕死のテディを連れて森を進んでいます。そこで少年に会います。この少年覚えてますか?第2話でフォードと会話していたホストの少年です。黒服の男は少年に水を汲みに行かせます。黒服の男はローレンスの喉を掻っ切って、その血をテディに使うことでテディを生かしたのでした。
ローレンスと黒服の男のコンビ、好きだったんですけどね~。あっさり殺されてしまいました。このドラマ、バンバン殺されるわけですけどアンドロイドなので「悲しい」とか「残念」と感じることがほとんどないですよね。でもわたしは、このコンビが解消されちゃったっていう点において、ローレンスの死が淋しかったです。
黒服の男は、ローレンスの血を入れて復活したテディに、ドロレスがワイアットに攫われたと嘘をついてテディに同行させます。
黒服の話によると、開園した当初はホスト達の中身は部品だったそうです。それが、今は肉と骨に変えられてしまった。その方が安上がりだからだそうです。費用対効果がいいんですって。ゲストはよりリアルなものを求めたってことなんでしょうか。
フォードに隠し事をするドロレス
珍しくバーナードではなくフォードがドロレスとお話しています。フォードは、夢には意味があり、夢が語るのは我々の”別の姿”だと言います。ホスト達が見る夢は、過去に演じた役割ですよね。フォードの台詞から、ドロレスは過去にループを抜け出して大役を演じたことがあると推察できます。
しかしフォードの台詞は相変わらず抽象的だし婉曲的で難しいですね。このエピソードの開幕もフォードの思い出話から始まりましたが、何を示唆しているのかはっきりわからないです。
フォードはドロレスにアーノルドのことを尋ねます。ドロレスはアーノルドに創られたホストなのです。ドロレスはアーノルドのことを覚えていませんが、どこかに記憶が残っているはずだとフォードは言います。解析させると、ドロレスがアーノルドと最後に接触したのは34年前。アーノルドが死んだ日です。アーノルドはドロレスに、ここを破壊するよう協力を頼んだのでした。
フォードが部屋から出ていくと、ドロレスは独り言ちます。「彼は知らない 何も教えてない」と。
エル・ラゾの正体
パライアでエル・ラゾと会うことが叶ったドロレス達。なんとエル・ラゾはローレンスでした。わたしはもちろん混乱しました。ローレンスさっき黒服の男に殺されたばっかりじゃん!?って。もうスタッフに回収されて戻されたのかな、仕事早いなって思いました。
戦争に行きたいローガンはスリムを救った見返りに連合国軍に紹介してほしいと頼みます。エル・ラゾはユニオン軍(北軍)の運ぶ爆薬を連合国軍のために奪って来るように言いました。その話に乗ることになったドロレス達は、爆薬を運ぶユニオン軍の馬車を待ち伏せします。心優しいウィリアムは、目的は爆薬を奪うことなのでユニオン軍を傷つけるつもりはありません。しかし、調子づいたローガンがユニオン軍の反撃に遭い、ドロレスに銃口を向けられると、ウィリアムはユニオン軍の兵士を皆殺しにしてしまうのでした。
ローガンめっちゃ殴られて首絞められてましたね。パークの奥へ行くほどゲストもそれなりに危険な目に遭うのでしょうね。それにしてもローガンの小物感やばくないですか。すごい(褒めてる)。ウィリアムは、最初のドロレスを狙った相手を撃つのは仕方ないとして、武器を奪われて投降してる相手も撃ち殺してしまいましたね。
頭を砕いたホストの秘密
エルシーを襲おうとして自分の頭をかち割った木こりのホストが焼却炉行きになることを知ったエルシーは在庫管理部を訪れます。デスティンという修復スタッフが修理中のホストに性行為を行っている様子が記録されおり、エルシーはそれをネタに木こりホストの元に案内するよう彼を脅します。エルシーが木こりを調べてみると、腕に何かが埋め込まれていることに気づきました。それはデータを園外に持ち出すための衛星アップリンクでした。木こりが描いていたのはオリオン座ではなく、衛星だったのです。
決別するウィリアム
パライアではみだらな宴が開かれていました。流石HBOクオリティという饗宴っぷりです。戦争に興味のないウィリアムはもう降りたいと告げます。そんなウィリアムの弱腰を煽りまくるローガン。ウィリアムはエグゼプティブ・バイス・プレジデントだそうです。若いのにめっちゃすごい地位ですね。ローガンに遂にウィリアムはブチ切れて殴りかかろうとしますが結局殴りませんでした。
宴の中、うろうろするドロレスは占い師の部屋で幻覚を見ます。「迷路に従え」と自分自身に言われるドロレス。恐ろしくなったドロレスは地下へと逃げ込み、そこでエル・ラゾが奪った爆薬を死体に隠し、爆薬の空き瓶にテキーラを入れているのを目撃してしまいます。ウィリアムとドロレスは逃げ出すことにします。瓶の中身が爆薬じゃないことに気づいた連合国軍はローガンをボコボコにします。ウィリアムに助けを求めますが、ウィリアムは見捨てる選択をするのでした。
ウィリアムとドロレスは怒った連合国軍に囲まれてしまい、ふいにスイッチが入ったような顔になったドロレスはウィリアムもビックリの早撃ちで敵を撃ち殺したのでした。ドロレス、完全に悪役の顔になってますね。
列車に乗り込んで逃げるドロレス達ですが、そこには爆薬を詰めた死体を運ぶエル・ラゾがいました。死体の中身を知っているドロレスは銃を棺桶に向けます。降参したエル・ラゾは銃をウィリアムに渡し、「もう友達だ ローレンスと呼べ」と言います。ドロレスは棺桶に「迷路」の図が描かれていることに気づきました。そして独り言を呟くと、そこにいたはずのウィリアムとローレンスの姿が消えているのです。ん?これどういうことでしょうか。ふたりで酒飲んでましたよね?
黒服の男とフォード
瀕死のテディを連れて酒場に来た黒服の男。そこにフォードが現れました。ふたりは顔見知りなのです。めちゃ渋い共演ですね。35年前にアーノルドが園を破壊しかけた時、黒服の男がそれを阻止したような口ぶりです。そして、アーノルドが遺したものをフォードから聞き出そうと黒服がナイフを取り出した時、それまで瀕死だったテディが物凄い力で黒服の手を抑えたのです。そしてまるで活力が戻ったようにシャカシャカ動き出しました。フォードすごい。
在庫管理部のスタッフとメイヴ
メイヴの修復をする在庫管理部のスタッフ達、第2話でも出てきましたね。矯正部に憧れてこっそり小鳥のプログラムを練習しているのがフェリックス、彼と組んでいるのがシルベスターです。肉のつぎはぎをしているだけの在庫管理部の人間にとって、矯正部は憧れ的な存在のようですね。
ひとりの時にこっそりと小鳥プログラミングをしていたフェリックスですが、羽ばたいた小鳥が止まった先を見て驚愕しました。修復のために運び込まれ寝かされていたメイヴが起き上がっており、フェリックスに「話をしましょう」と微笑んだのです。
最後に
どうでしょうか、今回もだいぶヒントがばらまかれていましたね。1周目のわたしはきづいていませんでしたが!そして2周目で思ったのは、ローレンスも上位に食い込む好きなキャラだなということです。ヘクターの次くらいに好きかもしれません。
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