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『ウエストワールド』シーズン1 第7話『だまし絵』ネタバレ感想:予想できなかった展開

『ウエストワールド』シーズン1第7話

『ウエストワールド』シーズン1第7話の感想です。初見の時、わたしはこの7話から面白さを感じ始めました!
原題は『Trompe L’Oeil』で、トロンプ・ルイユと読むそうです。意味は日本語と同じで「だまし絵」ですね。

ネタバレ感想

シャーロットの計画

シャーロットに呼び出されたテレサは彼女の部屋へ向かいますが、行為中の音が部屋の外まで漏れてきます!漏れすぎじゃない?(笑)なんとシャーロットはヘクターを部屋に連れ込んでいたのです。しかもヘクター拘束されてます。攻めの女ですね。拘束されたヘクター可愛いです…。シャーロット、堂々と裸で扉を開けてテレサを招き入れます。木こりの件のミスと、フォードが新シナリオのために資材の半分も注ぎ込んでいることについてテレサは詰られてしまいます。テレサがデータを盗み出したのは役員会の指示なのです。シャーロットは、役員会にとってパークや従業員はどうでもよく、価値があるのは知的財産であるコードだけだと言い切ります。そのコードを守っているのがフォードなのです。シャーロットは「生贄が必要だ」と言い、他の役員が到着する前に、フォードの創造物がいかに危険かを示してフォードを退任させようとテレサにもちかけるのでした。

テレサとしては、シャーロットみたいな若い娘に上からものを言われるのはキツイでしょうね。

物語の中に入りたかったウィリアムと、物語から出たいドロレス

ドロレスとウィリアムはローレンスと共に列車内にいます。列車は野蛮な部族が住んでいるという「亡霊の国(ゴーストネイション)」の領土に入ります。車窓からの風景がなんだかぼやけていて、ドロレスが何にそんなに焦ってるのかよくわからないんですよね。まあ、先住民たちの土地に入ったのです。
ウィリアムは子供の頃から本が好きで、物語には意味があり中に入りたいと思っていたそうです。つまりこんなパークはウィリアムにはうってつけなんじゃないでしょうか。ちょっとバイオレンスが過ぎるのかもしれないですけど?ウィリアムの目的は「この物語の意味を知ること」だそうです。この苛烈な世界で過ごして、そういう目的を見つけたのでしょうか。パライアに着いた時、ここの制作者は人間を軽んじてるとか言ってましたもんね。
ドロレスとウィリアムは惹かれ合っていますが、ウィリアムは現実世界にフィアンセがいます。勤め先の経営者の娘・ジュリエットです。ローガンの妹ですね。誠実なウィリアムはわざわざそのことをドロレスに言うんですが、結局ドロレスを選びます。彼は今まで自分を偽ってまわりのご機嫌を伺いながら生きて来たんですけど、パークへ来てそんな人生が嫌になったのです。

フォードを陥れるための茶番

昼間の酒場でクレメンタインと話すメイヴ。クレメンタインは、今は娼婦だけどいつか好きな人生を送れると信じています。これもプログラムされている台詞なのかもしれないですけど、物悲しいですね。すると突然、酒場にいる人たちの動きが停止しました。メイヴだけは停止しません。統覚を最大にすると命令もきかなくなるんでしょうか。防護服のスタッフ達が「ヤバい個体」を回収に来ます。メイヴのことかと思われましたが、回収されたのはクレメンタインでした。

フォードとバーナードはシャーロットとテレサに呼び出されます。その部屋にはスタッブスと他の技術者たち、そして回収されたクレメンタインがいました。「レヴェリー」に問題があると言うシャーロット。レヴェリーを搭載したクレメンタインは一度自分に暴行した男性ホストを、ボコボコにやり返してしまうのです。スタッブスが機能停止を命じてもクレメンタインは停止しません。テレサは「レヴェリーにはホストが体験を記憶して反応する欠点がある」と言います。恨みを持って報復するというのですね。そしてバーナードはその報告を受けていたのに放置していたと責任問われ、シャーロットから解雇を告げられてしまうのでした。

元々あったホストの問題をさらに大きく見せるように仕組んだ感じですかね?シャーロット嫌な女だけどゼロからでっちあげた問題じゃないだけに、バーナード達にも問題はあったなという気がしてしまいました。

連合国軍に襲われるドロレス達

ウィリアムは本当の自分をさらけだせるウエストワールドの魅力にすっかりはまってるようです。しかし、連合国軍に追いつかれ、列車が急停止してしまいます。ガトリングガンで攻撃される中、ドロレス達は策を弄して列車から脱出しますが連合国軍に猛追されます。そこへ亡霊の国の戦士たちも現れ、連合国軍側も虐殺されていきました。混乱の中ドロレス、ウィリアム、ローレンスの3人はなんとか切り抜け、ドロレスが想像で絵に描いた「山が海と出会う場所」に辿り着きます。戦争に行くローレンスとはここでお別れになるのでした。

この「山が海と出会う場所」というの、第2話でテディも言っていましたね。ドロレスが外の世界へ行ってみたいと言い出した時に、テディが「山が海に面する場所にいつか連れて行く」と言うシーンです。そしたらドロレスが「いつかっていつ」ってキレだしたんですけどね。ちなみに、わたしにはどこに海があるのかよくわからなかったんですけど…。山ばっかに見えました。海ありました?川みたいなのは見えたような…。

メイヴの決意

フェリックスの今日の相棒はシルヴェスターじゃありませんでした。もうこれ、こんなスケスケルームで他の修復師もメイヴに触れる状態なのにまだバレてないっての違和感しかないんですが…。メイヴは回収されたクレメンタインを探して、上層に案内させます。そこで目にしたのは、シルヴェスターがクレメンタインを処分するところでした。
メイヴは園を出る決意をします。それをフェリックスとシルヴェスターに手伝わせることにしました。

バーナードの正体

バーナードは先ほどのクレメンタインの件が仕組まれたものだと気づいていました。バーナードは、ホストが反復行動を繰り返すことで変化が生まれているとテレサに告げ、彼女をロバート少年達がいる家へと連れて行きます。暗い家の中へ入るふたり。この家は、他のホスト達には見えないようにプログラムされているそうです。家の中にあの家族の姿はありません。テレサが「ドアの奥は?」と言いドアの前に立ちますが、バーナードは「ドアって?」と答えます。テレサがドアを開けて中に入ると、バーナードも後に続きます。そこには、遠隔診断施設がありました。園が試用版だった頃のものだそうですが、今でも動いていてホストを創っているようです。机の上に置かれた設計図を見て言葉を詰まらせるテレサ。その設計図に描かれたいたのは、ロバート少年、ドロレス、そしてバーナードだったのです。テレサはバーナードにそれを見せ、「どういうこと?」と問いますが、バーナードは「なんでもないだろ」と答えます。そこにあらわれるフォード。ホストは害のあるものは見えないのです。この第7話の冒頭でバーナードがヘクターの診断をしていましたよね。その時も、現実世界の写真を見せられたヘクターは「なんでもない」と答えていましたね…。バーナードはフォードに創られたホストだったのです。

バーナードはフォードに頼まれてテレサをここに連れてきました。役員会は自分の味方だとテレサは信じていますが、フォードは役員会は何もしないと笑います。フォードは、事態を収拾するには「生贄が必要だ」と言います。この園は隅々までフォードとアーノルドの設計でできている王国です。自分を退陣させようとしているテレサに王国を渡す気はさらさらないのです。フォードはバーナードに命じてテレサを殺害させました。

「ドアって?」に震えますね。他のホスト達にはこの家が見えないようプログラムされていたように、バーナードにはドアが見えてなかったのです。いやあ…テレサからしたらホラーですよね。
恐らくシャーロットはバーナードを生贄にしようとしたんでしょうが、フォードはテレサを生贄にしたってことですよね。しかも解雇とかではなくて本当に血の犠牲(英語の台詞ではblood sacrificeと言ってる)にされた感じですね…。

最後に

バーナードがホストだと気づけてましたでしょうか?わたしは気づいてなかったですね。なのですごい驚きました。今回はアンソニー・ホプキンスの怖さが光りましたね。ちょっとテレサが可哀想だったかなぁ。小娘に使われ、愛した人がホストでしかもその手で殺されてしまうなんて。テレサは厳しい人だけど、真面目に仕事をしていた人だと思うんですよね。ゲストの安全とかちゃんと考えてましたし。難解で同じようなことをぐるぐる繰り返してるだけみたいに思えたストーリーが、ここにきて一気に盛り上がってきました。

『ウエストワールド』シーズン1はAmazonプライムで視聴可能です。