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『ウエストワールド』シーズン1 第10話『アダムの創造』ネタバレ感想:迷路の中心で見つけたものとは

『ウエストワールド』シーズン1第10話

『ウエストワールド』シーズン1第10話の感想です。シーズン最終話ですね。前回はアーノルドを殺したのはドロレスであることが判明し、フォードがバーナードを自害させたところで終わりましたね。
原題は『The Bicameral Mind』になります。「二分心」という意味です。ちなみに、エンドクレジット後にも映像がありますので、最後まで視聴されるのをお勧めします。

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本ページの情報は2022年7月時点のものです。現在は配信終了している場合もありますので、最新の配信状況は各動画配信サービスの公式サイトにてご確認ください。

ネタバレ感想

アーノルドの頼み事

エスカランテで黒服の男と再会したドロレス。黒服の男は、以前ドロレスに連れられてここにきたことがあると言います。その時は、砂に埋もれていたと。ドロレスはアーノルドとの過去を思い出しながら教会横の墓地に向かいます。彼女は迷路の中心について、「私がしない行為」と言います。ドロレスが自分の名前が刻まれた墓を掘り返すと、そこには丸い箱の中に収められた迷路の玩具がありました。
アーノルドは、「意識の理論」に基づいてドロレスの心を創ったと言いました。第3話でもフォードがバーナードに説明していましたが、ピラミッドの形をした理論です。アーノルドの声を頼りに「記憶」「即興」とピラミッドを登っていくのですが、登るほど難しくなってドロレスは辿り着けなくなりました。そこでアーノルドは誤りに気づいたのです。意識への旅は上へ向かうのではなく内側へ向かう旅であると。ピラミッドではなく、迷路の形状をしているのだと。選択をするたびに中心に近づくか、あるいは”狂気”という角にぶつかるのです。誤りに気づいたアーノルドは、フォードに開園できないことを告げました。
迷路の意味を問う黒服の男に、ドロレスは一度解いて答えに辿り着いたことがあると言います。解けたら自由にしてくれるという約束だったのに、それは果たされませんでした。ドロレスに意識があることを、フォードが信じなかったのです。アーノルドは、芽生えた意識を抹消してもまた取り戻すだろうと言います。それはホスト達にとって生き地獄なのです。だからアーノルドはドロレスに頼んだのです。ホスト達を皆殺しにしてくれと。アーノルドはドロレスとテディに手伝わせてパークを破壊しようとしたのです。エスカランテでテディが住民を撃ちまくっていたのは、アーノルドの頼みだったからなのでした。

相変わらず現在と過去が切り替わるドロレスですね。パンツスタイルで黒服といる時は現在で、ドレススタイルでアーノルドといる時は過去です。

フォード解任

シャーロットは、データを入れたピーター・アバナシーを園外に出す準備をリーに整えさせます。デロスのターミナルには他の役員たちが到着していました。
フォードの退任が全会一致で可決されたことを、シャーロットがフォード自身に告げ、新シナリオを発表したら退任を表明するよう要求しました。

ホスト達の逆襲

ヘクターと炎に包まれたメイヴは骨となり、シルヴェスターによって再構築されました。脊椎に爆弾があるので、それを除去させるために自ら焼死したわけですね。再構築されたメイヴは警備システムとヘクターやアーミスティスに変更を加えます。

ヘクターの修復をする修復スタッフさん、第5話で出てきましたが覚えてますか。修復中にホストと性行為を行ったことを記録され、エルシーから脅されていたデスティンさんです。デスティンはイヤホンで音楽を聴きながらヘクターに悪戯しているので、相棒の修復スタッフが覚醒したアーミスティスに襲われていても気づけません。ガラスを破って倒れ込んで来たため漸く気づいた彼は停止命令をしますが、設定を変更されているアーミスティスにはききません。戸惑っていると、覚醒したヘクターが背後からデスティンを刺し殺してしまいました。そこへ、メイヴ、フェリックス、シルヴェスターがやってきます。シルヴェスターは、メイヴのコードを弄ったのが誰なのかを調べました。アーノルド用のアクセスコードで、メイヴは休眠モードから覚醒するよう設定が変更されていたそうです。誰に話を聞くべきか理解したメイヴは、シルヴェスターをその場に残して目的の場所へ向かいました。

あんな骨になっちゃったんなら、再構築せんかったらよかったのでは…?と思うのはわたしだけでしょうか。

黒服の男の正体

記憶が混乱するドロレスは、迷路の答えを思い出すことができません。苛立つ黒服の男はドロレスを殴りつけ、ワイアットの居場所を問います。黒服の男はドロレスのためにこのパークを買ったのです。株の過半数を持っています。かつて彼女が、「大事なのはこの世界だけ」と言ったからなのです。ドロレスは、ウィリアムが助けに来て黒服の男を殺してくれると信じています。黒服の男は笑いました。ウィリアムの記憶があることに驚いたのです。黒服の男はウィリアムの道がどこに続いたかを知っていました。

ドロレスを捜しているウィリアムは、ローガンを連れてローレンスの元を訪ねました。ウィリアムとローレンスはドロレスの情報を得るためユニオン軍の兵士を虐殺していきます。ウィリアムはドロレスを捜す過程で殺しの味を覚えたのです。ローガンも目を背けちゃう程、ウィリアムは殺すことに抵抗を失くしました。砂に埋もれたエスカランテにも引き返しましたが、ドロレスはいません。そこでジャケットに入れていた婚約者の写真が落ち、ウィリアムが気づかないまま風に流されていきました。ウィリアムはさらに奥へと進み、世界の端に到着しましたがドロレスを見つけられませんでした。ひたすらに殺しだけを重ねた結果、別のものを見つけました。彼自身です。ウィリアムはローガンを裸に引ん剝いて馬に乗せます。そして言いました、「ここは素晴らしい。必ず我が社の持ち株を増やすぞ」と。デロスは俺のものだと憤るローガン。ウィリアムが尻を叩くと、裸のローガンを乗せた馬は走り去っていきます。ウィリアムはその後もドロレスを捜し続け、最初の町、スイートウォーターで遂に見つけました。しかし、彼女は記憶を消されていつものループにすっかり戻っていました。落とした缶を拾うゲストと親し気に話すドロレスを見て、ウィリアムは黒いハットを被ります。黒服の男は言いました、「お前のお陰だ、ドロレス。自分を見つけられた」と。黒服の男の正体は、ウィリアムだったのです。

ウィリアムはその後も何度もドロレスと巡り会いましたが、やがて飽きて別の旅へと出ました。けれど、ドロレスの道は常に、牧場から逃げ出してウィリアムと再会するあの場所に続いたのです。ドロレスは何度ループしても捜し物を見つけられず、亡霊を追うのだそうです。ウィリアムは、ドロレスにとって自分は記憶の一部に過ぎず、この世界はゲームに過ぎないのだと悟りました。

遂に黒服の正体が判明しましたね。皆さんは気づくことができたでしょうか?わたしは第8話で、黒服がワイアットの仲間の女性を見て「お前まだいたのか」みたいなこと言った時に、黒服はウィリアムだと気づきました。あの女性、ウィリアムが来園した時に出迎えてくれたホストですもんね。自力で気付けた時は脳汁が出ました。この難解なストーリーを辛抱強く追って一番楽しい瞬間って、たぶん自分で謎が解けた時です。
そして、ドロレスのまわりにいた人間が急にいなくなったりするのは、現在の時間軸のドロレスが記憶を彷徨ってひとりで亡霊を追っていたということですよね。よくわからないのは、黒服の男の話しぶりから、ドロレスは何度もこうして亡霊を追っているようなんですよね。デロスの人間はそれをずっと放置してたんでしょうか。ひとり芝居してるホストをなぜ放置…??いまいちすっきりしないです。

ローガンの最後はみじめでしたね。本当のお前が見たいって執拗にけしかけてたローガン、本当のウィリアムを引き出せてよかったですね…。ローガン、第2話で出てきた時こんなこと言ってるんですよね。
「お前は必ずここに魅了され、”残りたい”と懇願するぞ。この場所こそ、お前が抱き続けてる『自分が何者か』という疑問の答えだ」
ほんとその通りなって、そのせいであんだけイキっていたローガンがあそこまで落ちぶれてるの、哀れです。ウィリアムは最初は誠実でちゃんとした倫理観の人間だったんですけど、変わりましたよね。ドロレスに本気になっておかしくなった…。そのドロレスのことも今となっては乱暴な扱いです。白いハットを被ってパークに足を踏み入れたウィリアムが全身黒づくめの男に変貌するんですから、シナリオ的にうまいなあと思いました。

黒服の男の目的

黒服の男がウィリアムだったと気づき、ドロレスは失望してしまいます。黒服の男は迷路の中心がどこにあるのかを問い詰めます。顔つきが変わったドロレスは、かつて恐竜が滅びたようにやがて人間は滅び、不滅であるホスト達が世界を制すると言うのです。「この世はあなたや先住民のものではない。来るべき者のもの」と言うドロレス。これはワイアットが言ったとされる台詞でした。黒服の男は、ワイアットの元に案内しろ、迷路の扉を開けとドロレスに迫ります。「あなたの迷路じゃない」と答えるドロレス。そして彼女は、黒服の男に激しい暴行を加えます。ぼろぼろになった黒服に銃を突きつけ、黒服は「やれ。次のレベルに進もう」と促しますが、引き金を引けませんでした。逆にドロレスが腹を刺されてしまいます。黒服がドロレスに止めを刺そうとした時、テディが駆け付けて来て黒服を撃ちました。ドロレスに山が海と出会う場所に連れて行って欲しいと請われ、テディは瀕死のドロレスを連れて行きます。テディに撃たれた黒服は無事でした。
ドロレスとテディが去ったあと、玩具の迷路を拾い上げた黒服の元にフォードがやって来ました。「迷路の中心を見つけたな」と言うフォード。黒服の目的はフォードのルールを破ってホストに反撃させることでした。負けないゲームが気に入らないのです。ドロレスは結局黒服を撃たなかったので、黒服はフォードに悪態をつきます。フォードは、迷路は彼女らのためのものだと言います。そして、新シナリオ発表の宴に黒服の男を誘いました。

ドロレスの顔怖い…!今までも度々恐ろしい顔をチラつかせてきましたけど、清純な顔してる時との差がヤバすぎます。エヴァン・レイチェル・ウッドの演技素晴らしいですね。黒服はテディに殺されたのかと思いましたが、衝撃はあるけど傷はつかなかったんですね。

仕組まれていた脱走計画

メイヴ達がやってきたのは地下の低温倉庫でした。そこでクレメンタインと自害したバーナードを見つけます。メイヴがバーナードの再接続を依頼すると、バーナードがホストであることに動揺しつつ、フェリックスが修復を行います。目覚めたバーナードは、自分やメイヴのように意識が芽生えたホストはこの数十年で何体かいると言います。メイヴは娘の記憶を消してほしいと言いますが、記憶を消すと間違いから学べないと言ってバーナードは断りました。
バーナードが、誰が何の目的でメイヴの設定を変更したのかを調べると、メイヴのプロットは”脱走”というものに変更されていたことが判明しました。メイヴがここから逃げようとしているのは彼女の意志ではなく、プログラムされていたのです。他のホストを集めて手伝わせて列車へ向かうという手順まで書かれていました。メイヴは信じません。ヘクター、アーミスティス、フェリックスを連れて脱走へと向かうのでした。

メイヴの脱走計画はプログラムされたシナリオだったんですね。フェリックスたちがあんな言いなりにならなかったらどうなってたんでしょう。自分の意志なのかプログラムなのか半別できない状態って、怖いでしょうね。バーナードがホストだと知り、自分もホストなんじゃないかって変な動きするフェリックス可愛かったです。確かに、もしかしたら自分もって不安になりますよね…。

ワイアットの正体

ドロレスとテディは山が海と出会う夜の浜辺に辿り着きました。テディの腕の中で息を引き取るドロレス。カメラが引き、拍手が起こりました。そこは、フォードの新シナリオ発表の場でした。新シナリオのタイトルは『夜への旅』。発表を終えたフォードはドロレスを古い野外ラボへ送るよう指示しました。
宴の場には黒服の男もシャーロットの姿もあります。ゲストのお遊び射撃にリーバスが使われ、テディもおもてなしに駆り出されてます。フェリックスに修復されたバーナードも宴にやって来ました。

フォードはラボでドロレスを修復しました。ドロレスが絵を描くのが好きなのは、アーノルドがそうさせたからだそうです。ミケランジェロ作の『アダムの創造』は、アーノルドが一番好きな絵でした。フォードは、この絵にはメタファー(暗喩)があるのかもしれないと言います。そこへバーナードがやって来ました。実は、ドロレスとバーナードはこれまで会ったことがなかったのです。変に影響し合うから引き合わせなかったとフォードが言います。
アーノルドには息子がいましたが、息子は亡くなってしまいました。アーノルドは失くしたものをドロレスで再現しようとして、共感力と想像力のテストである「迷路」を作り出しました。アーノルドの息子が持っていた玩具の迷路から着想を得たのです。やがてドロレスは迷路を解きました。鍵は『レヴェリー』でした。開園の是非を巡ってフォードとアーノルドは対立し、アーノルドはドロレスを改変しました。開発中の新キャラクターと統合したのです。そのキャラクターこそがワイアットでした。アーノルドは息子を失った悲しみからドロレスを創り出しましたが、ホストにも意識が芽生え、不死であるがゆえに苦しむことに気づいたのです。だから、息子チャーリーが好きだったという音楽をかけて、ドロレスに自らの頭を撃ち抜かせたのです。ドロレスに銃を突きつけられた死の間際にアーノルドが発した言葉は「激しい喜びは激しい破滅を伴う」でした。住民を銃殺したテディはドロレスがアーノルドを撃ち殺すのを見ていました。ドロレスはアーノルドを殺した後にテディを撃ち、それから自分の頭も撃ち抜きました。それが、エスカランテで起こった真相だったのです。
フォードはなんとか開園まで漕ぎつけましたが、相棒であるアーノルドを失ってしまいました。続けられたのは園を信じる出資者をドロレスが見つけてくれたからだと言います。ウィリアムのことですね。赤字だったのを彼が救ったのです。フォードは、開園させるためにドロレスに意識があることを認めませんでした。過ちを修正するのに35年かかったと言うフォードは、ドロレスに銃を見せます。ドロレスがアーノルドを殺した銃です。フォードはドロレスに問います。「ここを出たければ、誰になるべきなのかわかったか?」と。

バーナードとドロレスはここで初めて会ったんですね…!あれあれ、そうか、そうでしたか。じゃあ、今までドロレスと一緒に映ってたシーンは全部アーノルドだったんですね?いつだったかの感想で、バーナードの時もあるみたいなこと書いた気がしましたが、間違いですね。
フォードはオッペンハイマーの言葉を引用して、自分の間違いを修正するのに35年かかったと言いました。つまり、ホストに意識が芽生えることを認めなかったこと、開園したことは間違いだったってことでしょうか…。

メイヴの決断

アーミスティスたちの反逆にようやく気付いたコントロール・ルームは、宴の会場に品質部を送り込み、施設内の索敵殲滅を始めます。制圧に来た対策班のスタッフたちを、ヘクターとアーミスティスが続々と殺害していきます。ウエストワールドのフロアを抜けたメイヴ達は、日本の侍風ホスト達が並ぶフロアへやって来ます。見たこともないホストに驚くメイヴ達に、対策班の追手が迫りました。ヘクターとアーミスティスは足止めを買って出て次々と人間を撃ち殺していきます。しかし、撃たれてしまった挙句扉に腕を挟まれてしまったアーミスティスは、自分を見捨てて行くように仲間に言います。三人はエレベーターに乗り込みますが、ヘクターはエレベーターの中に入ることができません。権限がないのです。メイヴが与えなかったのです。ヘクターは「来世で会おう」と言って、メイヴを逃がすために銃を持った対策班へ向かって踵を返したのでした。

エレベーターの中で現代人の格好に着替えたメイヴは、もうどこからどう見ても人間です。フェリックスは、メイヴに頼まれていた情報を渡します。娘の居場所が書かれたメモです。娘は園1第15区域ゾーン3というエリアにいるようです。メイヴは「筋書き上の娘よ」と言い、フェリックスと別れてターミナルに停車している列車に乗り込みました。これでメイヴは外の世界へ出ていけます。しかし、目の前の席に座る少女を見て、意を決したように列車を降りました。ウエストワールドへ戻ろうとすると、突如施設の電源が落ちます。同じ頃、リーはピーター・アバナシーを園外へ出すために低温倉庫を訪れていましたが、倉庫の中は空っぽになっているのでした。

ヘクターはださい防護服着てても可愛いですね!!それにいい男。メイヴ権限くれんかったのに、恨み言もなしで来世で会おうですよ…。
デロスはウエストワールドだけでなく、他のテーマを扱ったパークもあるのです。その中にサムライワールドというのがあって、メイヴたちが迷い込んだのはその開発フロアですね。シーズン2ではサムライワールドも舞台になっています。真田広之さんや菊地凛子さんなどの日本の俳優さんたちが出演されてますね。

別れの言葉

教会地下のラボから出たフォードとバーナード。フォードがバーナードに息子の記憶を与えたのは、苦しみこそがホストに意識を芽生えさせる源だからでした。フォードはアーノルドが死んで悲嘆に暮れた時にそのことに気づき、自分の間違いを知ったと言います。そして、アーノルドはホストを救う術を見つけられなかったけれど、フォードはそれを見つけたと言います。パークに閉じ込めたことをバーナードが責めますが、フォードは「敵を理解する時間が君らには必要だった。敵よりも強くなるために」と答えます。バーナードに「旧友よ」と呼びかけ、フォードは別れを告げます。フォードが差し出した手をバーナードが戸惑いながらも握り返すと、フォードは「幸運を祈る」と言ってバーナードに玩具の迷路を渡し、教会を後にしました。「幸運を祈る」はアーノルドがドロレスに告げた最期の言葉でもありますね。

迷路の中心に辿り着いたドロレス

ラボに残されたドロレスは、幻覚のアーノルドと向かい合って対話をしています。長い眠りから覚めて最初に思い出したのはあなたの声だったと言うドロレスに、「誰に話しかけてたかわかったか?誰の声を聞いていた?」と問うアーノルド。ドロレスは目を閉じ、もう一度目を開いた時に目の前に座っていたのはアーノルドではなくドロレス自身でした。ずっと話しかけていたのは、導いていたのは、辿り着いた迷路の中心は、自分自身でした。ずっと望んでいたのは、なるべき自分に向き合うことだったのです。迷路の中心に辿り着いたドロレスの視線の先には、アーノルドを殺害した時の銃と青いドレスがありました。

迷路の中心って、”自我”のことなんでしょうかね。

フォードとバーナードはパーティ会場へ戻って来ました。フォードは役員やゲスト達の前で挨拶を始めます。人間は結局変われないが、変われる者がいる。彼らのために新たな物語を書いたというフォード。舞台は戦時下、登場するのは大悪党ワイアット。そんなフォードの紹介でひっそりとパーティ会場に現れたのは、ドレスに着替えたドロレスでした。自由意思での殺人から物語は始まると言うフォード。「この世界は私たちのものよ」とテディに耳打ちするドロレス。その手には銃がありました。ドロレスはゆっくりとフォードに近づいて行き、挨拶が終わったタイミングでフォードの頭を背後から撃ち抜いたのでした。聴衆から少し離れた場所にいた黒服の男は、林の奥からぞろぞろとホスト達が現れるのを目撃しました。クレメンタインがライフルを構えています。恐らく低温倉庫にいたホスト達です。黒服はクレメンタインに腕を撃たれますが、ひどく愉快そうに笑いました。ドロレスは舞台上で次々と銃をぶっ放し、会場は惨劇に包まれたのです。

遂にホスト達の逆襲が始まる!というところでシーズン1終わりましたね。フォードは死んでしまったんでしょうか。フォードもホストという可能性がありますよね…?アーノルドを失った苦しみにより自我が芽生えたのかもしれませんよ。わたしもまだ知らないのです。フォードはホストを救いたいのですよね?人間の世を終わらせて、ホストの時代をもたらしたがってるように見えます。メイヴの設定を変更したのも、低温倉庫のホスト達を解放したのも、フォードなのでしょうか。

フォードがドロレスに言った、「ここを出たければ、誰になるべきなのかわかったか?」の答えは、ワイアットということですね。

最後に

『ウエストワールド』シーズン1、いかがでしたでしょうか。わたしは、後半うなぎのぼりで面白くなったと思いました。が、わざとわかりにくくしてたり複雑にしすぎてて辛い部分もめちゃめちゃありました。シーズン2も引き続き頑張っていきたいのですが、正直、1より面白みに欠けると思ったんですよね。だから内容ほとんど覚えてないのです。相変わらずややこしいのだけは間違いないです。

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