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『ウエストワールド』シーズン2 第3話『実力と運』ネタバレ感想:暴君ぶりが止まらないドロレス

『ウエストワールド』シーズン2第3話

『ウエストワールド』シーズン2第3話の感想です。前回はドロレスが武器を使って奴らを倒すと、恐ろしいことを言ったところで終わりましたね。
原題は『Virtù e Fortuna』になります。イタリア語で「美徳と幸運」という意味のようですね。

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ネタバレ感想

新たな登場人物

インド風の優雅なホテルの庭でアフタヌーンティーを楽しんでいた女性ゲストの元に男性が声を掛けてきます。女性は男性の誘いにのって部屋へ入りますが、この男性が人間かホストかを銃で撃って確認したいと言い出します。人間なら撃たれても少し痛いだけ。男性は尻込みしますが、女性は構わず彼の心臓を撃ちました。胸を抑えて倒れた男性は生きていました。
ふたりは象に乗ってトラ狩りのツアーにでかけますが、女性は休憩ポイントで異変に気付きました。いつも出迎えてくれるホスト達がいないのです。天幕の中を覗くと、死体が転がっていました。男性ゲストは新ストーリ-だと思って笑いますが、女性の顔は強張っています。背後から「激しい喜びは激しい破滅を伴う」と言う声が聞こえ、振り向くとホストが銃を構えていました。男性ゲストは、ホストがゲストを殺せるわけないと近づいて行きますが、女性は天幕で死んでいるのはゲストだとわかっていました。そして、彼女の目の前で男性ゲストは撃たれて殺されてしまいます。女性は何とか窮地を脱し森へ逃げますが、そこでベンガルトラに遭遇してしまいました。関係者以外立ち入り禁止区域に逃げ込みますが、襲い掛かって来たトラに飛び掛かられて湖(?)に落ちてしまいます。女性はなんとか泳ぎ切って陸に上がりますが、そこには先住民達の姿がありました。

女性の口ぶりから、彼女はここの常連ぽいですよね。第1話でストランドたちが水辺でベンガルトラの死体を見つけていましたが、あれがこの女性を襲っていたトラですね。ベンガルトラがいるのは園6だと言っていたので、この女性がいたのは園6で、そこから泳いでウエストワールドの園に来たということです。

連合国軍に捕らえられたバーナードとピーター・アバナシー

ストランド、バーナード、スタッブスたちは線路を辿ってメサハブ(デロス社のパークを管理している施設)へ向かいます。中に入ると、シャーロットがいました。バーナードに「生きてたのね。見くびってたわ」と声をかけるシャーロット。どうやら彼女はまだピーターを捜しているようです。バーナードは混乱した記憶の糸を手繰り寄せます。

バーナードがシャーロットとまだ行動を共にしていた時間軸。ホストの網状回線網を使ってピーターを捜していたバーナードは、リーバスたちに囚われたピーターを発見しました。リーバス達は捕らえたピーターとゲスト達を連合国軍に売るつもりのようです。バーナード達は罠にかけてリーバスをおびきだし、彼を西部一の早撃ち正義漢に設定を矯正しました。先ほどまで女性を襲おうとしていたリーバスは打って変わって女性を守るマンになり、仲間達を撃って捕らえたピーターとゲスト達を解放します。そこへ、ゲスト達を引き渡すはずだった連合国軍が到着し、事態は混乱します。解放されたピーターは「列車に乗らねば」と繰り返し、バーナード達は彼を保護しようとしますが、ピーターは突如リパブリック賛歌を歌いながら連合国軍に立ち向かい出しました。結局ピーターとバーナードは連合国軍に捕らえられてしまい、シャーロットだけがその場から逃げ出しました。

シャーロットは生きていましたね。リーバスが矯正されて急に”女性絶対守るマン”になってるのは笑いました。彼は1話で浜辺で処刑されてましたが、あの時に「女だぞ、絶対撃たせん!」とか言ってて、どうしたのかなと思ってたんですが、こんな事情があったのですね。ピーターが急に連合国軍に立ち向かい出したのは、彼は南北戦争の時にユニオン軍(北軍)として参加したという設定があったからでしょうね。シーズン1のどこかで確かそう言ってたはずです。リパブリック賛歌はユニオン軍の行軍曲なんだそうです。わたしはこの曲、バンド・オブ・ブラザーズの影響で空挺部隊の歌のイメージがついちゃってます。

父と娘

ドロレス達は連合国軍のブリガム大佐がいる”儚き望みの砦”に辿り着きました。明朝東から来る敵(デロスの対策班)と戦うよう、ドロレスが大佐に言います。連合国軍の兵士を人質にとったドロレスの部下たちやクレメンタインも砦の周囲に集合していました。ドロレスは、デロスのマシンガンの威力を見せ、武器を全部あげるから兵を貸せと要求します。大佐はドロレスと手を組むことにしました。
その夜、連合国軍に捕らえられたピーターとバーナードが砦に連れてこられました。震えて様子のおかしいピーターにドロレスが優しく話しかけると、ピーターはドロレスのことを思い出しました。ピーターに言われたとおりここを去って、引き金を引いて自由になり、戦争を始めたと言って涙を流すドロレス。ピーターはまた様子がおかしくなり、列車に乗らねばと繰り返します。
バーナードもまた、震えが出始めていました。ドロレスはバーナードに「2人で話したのはだいぶ前ね」と言います。彼女はバーナードに、ピーターを直してほしいとお願いします。
バーナードによると、ピーターは昔の役を行ったり来たりしている不安定な状態なのだそうです。ピーターの中に膨大なファイルが隠されていることが判明し、バーナードは暗号鍵の解読を試みます。

あれ?ドロレスとバーナードは、フォードの新シナリオ発表会の直前に初めて会ったんじゃなかったでしたっけ?”だいぶ前”ってほど前じゃない気がするんですが…。どういうことでしょうね。

連合国軍の戦い

連合国軍からひとり逃げ出したシャーロットはメサハブに戻っていました。彼女は園内の一掃作戦の準備を始めていた対策班に加わり、連合国軍に捕まったピーターを取り返すために”儚き望みの砦”へ向かいます。
ブリガム大佐は砦のまわりに爆薬を並べ、掃討に来た対策班たちとの戦闘準備を整えます。敵をおびき寄せたら門内に退却するようにと、ドロレスが大佐に指示をしました。
敵と交戦する中、バーナードは暗号鍵の解読に成功しました。中身を見て驚愕します。そこへ、シャーロットの命を受けたスタッフたちが裏口からピーターの奪回にやってきます。連合国軍が敵を引き付けている最中、頃合いを見てドロレスは密かに自分の部下を砦の中へ撤退させますが、裏から連れ出されるピーターに気づき、持ち場を離れて行きます。慌ててドロレスを追うテディ。ピーターはシャーロットのバギーに乗せられ、ドロレスとテディはバギーに向かって発砲しますが阻止は叶わず、結局ピーターはシャーロットに連れ去られてしまいました。ドロレスは、テディに手分けして見つけさせるよう指示し、自分とテディはスイートウォーターへ行くと言います。
砦の戦闘は佳境に入っていました。敵を十分おびき寄せたところで大佐が退却を指示し、連合国軍は門の中へ入ろうとします。が、門は閉じられてしまいました。ドロレスの部下たちが彼らを閉め出し、門を封じてしまいます。ドロレスは連合国軍を捨て駒に使ったのです。彼女は最初からそのつもりだったのです。砦の上にいた少佐は戻って来たドロレスに「裏切者!」と激高します。ドロレスの思惑を知らなかったテディも戸惑いを見せますが、激高する少佐を拘束します。門に押し寄せた連合国軍の兵士たちを、ドロレスの部下たちは門越しに撃ち殺します。ドロレスはアンジェラに起爆剤を狙撃させ、連合国軍の兵士もろともデロスの対策班を爆薬で一掃しました。
どんどん震えが酷くなって歩行もまともにできなくなってきたバーナードは爆発を見上げ、逃げ出そうとします。が、クレメンタインに見つかり、どこかへ引き摺られて行きました。
ドロレスは捕らえた少佐たちを裏で処刑するよう、テディに命じます。少佐はテディに「似た者同士だな」と言います。暴君に使われる汚れ役だと。それでも俺には自分があるけどお前はただあの女の言いなりだと、少佐はテディを憐れみます。テディは少佐の頭に銃を突きつけます。そして、お前はただの子供だと言い、空に向けて発砲しました。テディはドロレスの命に背いて少佐たちを解放したのです。ドロレスは物陰からそれを見ていました。

ドロレスぅ…。あなたほんと嫌な女ね…。せめて自分の手を汚したらどうなのって思います。テディやアンジェラにやらせてばかり。人間と戦う前に仲間の恨み買ってどうするんでしょう。ホストはホストからされた嫌なことも覚えてましたよね。テディには良心がありそうです。彼こそまだ子供みたいですよね。シャーロットはピーターを連れて行きましたが、最新の時間軸ではピーターを捜していたので、まだ何か起きるんでしょうね。無感情のマシーンみたいになったクレメンタインがちょっと怖いですね。ホラー映画にでてきそう。

再会したメイヴ達が踏み入れた地

メイヴ、ヘクター、リーが川を渡っていると、先住民の戦士たちに遭遇しました。その姿に、娘と共に先住民に襲われた記憶がフラッシュバックするメイヴ。ヘクターが先住民の言葉で交渉しますが、リーだけ置いていけと言われてしまいます。リーが必要なメイヴは、先住民に命令しますが、彼らにはききませんでした。三人はその場から逃げ出して、地下へ降りる昇降機に逃げ込みました。
地下の通路を進む三人。手を握って良い雰囲気のメイヴとヘクターに、リーは待ったをかけます。なぜならこの2人は独り身で、ヘクターはイザベラに恋をしている設定だからです。2人が親密になっていることに納得がいかないリーは、ヘクターに向かって「君はイザベラ以外愛さないことになっている。そういう規則なんだ!」と噛みつきます。ヘクターはリーに怒りますが、自分が口にする言葉をリーに先読みされ驚きます。ヘクターが口にした台詞はリーの書いたシナリオの一部だったからです。リーは、自分がなりたかった理想をヘクターに重ねていたのでした。
地下道を進み続けると、銃声が聞こえてきました。火炎放射器のような武器を持って現れたのは、アーミスティスでした。フェリックスとシルヴェスターも一緒にいました。6人で昇降機に乗り込み、地上へ上がります。
彼らは雪が降る森の中を歩いていました。焚火を見つけ、メイヴ達はゆっくりと近づいて行きます。リーは雪の中に何かを見つけ、掘り返します。それは生首でした。「ヤバいぞ、今すぐ逃げよう!」と叫びながらメイヴに駆け寄るリー。その時、森の中から黒い影が飛び出し、メイヴに斬りかかってきました。それは刀を振り上げた侍でした。

先住民にはなぜメイヴの命令がきかなかったんでしょうね。それにしても、前回自由がどうたら~って言ってたメイヴが早速ホストに命令してて笑いました。シーズン1最終話のエンドクレジット後で生存が確認されてたアーミスティスですが、出てきましたね。全員集合して、どうやらサムライワールドに足を踏み入れてしまったみたいですね。

最後に

リーバスのくだりは、この難解でシリアスなドラマの中で一番笑ったような気がします。次からいよいよ真田広之さんたちが出てくるんだったかな~?

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